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3月19日(日):コモンの再生
昨日は政府が進めようとしている学校や家庭以外の子どもにとっての「第三の居場所」づくりに向けたモデル事業について触れましたが、本日も関連した話を続けます。
こうした取り組みが進められる背景は学校や家庭で孤立している子どもが増えていることを受けての動きです。
現在の子供を取り巻く環境として「核家族化や両親の共働き」「塾通いの低年齢化」「スクリーンタイムの増加」「遊ぶ場の減少、できることの制限」などが挙げられます。
これらの状況を端的にまとめれば、遊ぶ場所がない、遊ぶ時間がない、遊ぶ相手が少ない、と換言できるでしょうか。
それだけに「場があって、人がいて、遊べる」そんな環境づくりは必要ですね。
そうしたなかで「まず場をつくる」というのは大切なことだと思っています。
やはり場があることで初めて生まれるものがあるからです。
みんなが自然と集える場である共有地を改めてつくること、すなわちコモンの再生と表現することもできるかもしれません。
各地域で孤立を深めないように、ゆるやかなつながりをもった共同体社会であろうと思えば、共有地としてのコモンはあって然るべきでしょう。
みんなが、いつでも、自由に(互いへの配慮のもとで)、いつまでも使えるような場があるほうが、接点が生まれて関係性も発展的になるはずです。
もちろんコモンの形は公園だけに限ったものではなく、様々な場であってよいわけですが、こと子どもにとって一番嬉しいのは心おきなく遊べる場だと思うので、そこが入口になるのはベターだと感じます。
子どもの孤立は様々な要因が絡み合って現在のような状況に至っていますが、場をつくることから変えていけるものもあるだろうと思います。
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