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5月16日(月):ガラパゴス的ガチャ
これまで「シュール系ガチャ」や「インパクトガチャ」など、カプセルトイのことを何度か取り上げてきましたが、先般には日経MJでもカプセルトイブームの再燃に関する記事があったので、本日はそれに関連した話を少しばかり。
同記事ではカプセルトイブームの変遷について、以下4つのステージに分類していた
・第1次(1983年頃)
中心価格:100円、主なヒット商品「キン肉マン消しゴム(キンケシ)
キャラクタービジネスとして拡大
・第2次(1995年頃)
中心価格:200円、主なヒット商品「HGシリーズ ウルトラマン」
多彩な色使いの商品が増加
・第3次(2012年頃)
中心価格:200円、主なヒット商品「コップのフチ子」
スマホの普及でSNSとの親和性が高まる
・第4次(2020年頃~)
中心価格:300円、主なヒット商品 人気アニメ関連、ネタ・おもしろ系
専門店や高価格商品が増加
この一連の流れを概観したなかで、現在の第4次ブームは少し毛色が違う消費行動にあるなと感じますね。
第1~2次は私の子供時代、学生時代にあたり、ガチャガチャをおおいに楽しんだ時期に当たります。
ちなみに本日のタイトル画像は第2次時代の私のガンケシです。
この時期のガチャへ誘引する力は先に触れたキンケシにしろ、ガンダムのガンケシにしろ、そのキャラクターが持つ魅力であり、それに対する愛着ですね。
そして、それを集めたい、揃えたいという「蒐集」であり、趣味の世界でした。
第3次はスマホの普及と相まった消費行動の側面はあったものの、まだ所々に日常の実用性と絡んだ商品ではあったように感じます。
ブログ、SNS上でシェアされるガチャガチャの商品も、自分が可愛いと感じるもの、面白いと思ったことなど、自己表現としてのそれが中心であったイメージですね。
そこから第4次は実用性が皆無になってきて完全なネタ消費に特化したものが増えた印象です。
面白いコトのシェアをはじめ、耳目を集めたい心理も絡んでいるので、商品もある意味では「なんでもアリ」なカオスの様相を呈しているのが現在のガチャかなと思いますね。
そんなこんなで第4次は非連続な独自発展を遂げたガラパゴス的ガチャになりつつあります。
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