3月13日(水):「相互承認」についての学び
先週末は母校で行われていたシンポジウムにオンライン聴講をしてみたので、本日はそれに関連した話を少しばかり。
今回のテーマは「理論的に『相互承認』概念を掘り下げる」、といった趣旨の内容でした。
相互承認は「つながり」や「見守り」、「支えあい」、「認め合い」といった文脈において重要な要素になります。
また昨今にフォーカスされるようになった「居場所」をめぐる議論においても不可欠な観点だと思います。
こちらのnoteでは以前に書籍「孤独と居場所の社会学(阿比留久美著)」を引き合いに「居場所」について掘り下げたことがありました。
そこで提示されていた居場所の定義は①「主観/客観的承認」②「他者との関係性の有無」③「空間性の有無」の3つで、やはり承認が深く関わっているのは間違いありません。
シンポジウムでは「相互承認の場の形成」、「人権と相互承認のかかわり」、「哲学の立場からみる相互承認」といった切り口で発題がなされていました。
今回のシンポジウムは大学の福祉社会開発センターにおける重点研究プログラムの経過報告のような内容だったので、日頃この専門分野に触れていない私が外部参加をして簡単に理解できるようなものではありませんでしたが、輪郭部分はおぼろげながらにつかむことができました。
私たちはスクール制の小型フィットネスクラブを運営する民間企業ですが、クラブが地域における良きコミュニティ、共同体になっていけば、との考えは当初から持ち続けています。
そんなこともあって何かヒントになるものが見つかればと考えて参加をした次第です。
「対話」を大切にすることや、相互承認につながる「足場」をつくること、主語ではなく「述語視点」で考えることなど、そのエッセンスは得られました。
やはり、日常と異なる場へ参加をしてみると良き学びがあるものです。
あとは実践の場で試行錯誤をしてみたいと思います。
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