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4月12日(水):スポーツ現場の相談件数が過去最多に
先般には女子バスケのトップリーグでパワハラによる選手の大量退団が報じられたこともあり、本日はスポーツ現場の暴力に関連した話を少しばかり。
日本スポーツ協会が設置した窓口への相談件数が子どもや学生スポーツ、実業団からプロまでをあわせて2022年度は1月時点で290件にのぼり、はじめて年間300件を超える見通しで過去最多になっていました。
内容としては「パワハラ(暴力・暴言除く)」「暴言」「暴力」で77%を占める状態です。
なお体罰としての暴力は減少傾向にあるものの、その代わりに暴言をはじめ、無視や差別、罰走などのパワハラが増えており、その形が陰湿になりつつある点が懸念されています。
日本スポーツ協会の相談窓口を統轄する弁護士は、指導現場における暴力を以下の4つに分類しています。
①「確信犯型」
子供のためにはそれが必要だと確信して暴力的な行為をしているケース
②「指導方法不明型」
適切な指導がわからず速効性のある暴力に訴えてしまうケース
③「感情爆発型」
自らの感情をコントロールできずに暴力に至ってしまうケース
④「暴力嗜好型」
暴力行為によって自分の溜飲を下げ、それ自体になんらかの快感を覚えてしまうケース
そのなかで10年前を契機に確信犯型から指導方法不明型へシフトをしている傾向を指摘していました。
調査では「いけないとわかっているがやってしまった」という指導者の声がもっとも多いといいます。
こうした点を見ても教える側のスキル不足が主たる要因になっているのは見て取れるので、改めて指導者育成からのリスタートが必要でしょう。
私自身もサッカー少年の時代から数多くの指導者との巡り合わせがあったから、それらの方々の良い面・悪い面は見てきたし、現在は自社の事業で子ども向けの運動教室なども実質をしていくから他人事ではありません。
年齢や立場に依って立つような指導ではなく、子供への理解や個々への配慮を踏まえた指導を進めていければと思っています。
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