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5月13日(金):「コロナ禍で購入した商品で現在使わなくなったもの」の1位は・・・

今月上旬の日経MJには「公私混沌 コロナの2年」と題した記事がありました。

新型コロナのもとで私たちの日常生活、消費行動は大きな変化を余儀なくされましたが、そこでの変化がライフスタイルにある程度定着した事柄もあれば、一過性で終わったものも少なくありません。

同記事ではそうした両面に目を向けたものになっていました。

そのなかで「コロナ禍で購入した商品で現在使わなくなったもの」でトップになっていたものがフィットネス用品です。

テレワークへの移行や外出自粛などで運動不足を感じてフィットネス用品を購入する方は増えましたが、残念ながら長続きしなかった方が大半のようですね。

この結果自体はなんら不思議なものではなく、むしろトレーナーからすれば「やっぱり」という感覚でしょう。

今回のコロナ禍以前からホームフィットネス市場は拡大をしてきましたが、一方で不要になったものの「あるある」でいえばテレビ通販やオンラインショップで購入したフィットネス用品、フィットネス関連のゲーム機は、よく話題にあがっていましたからね。

それだけに「購入して始めること」と「続くかどうか」は全くの別物だと言えます。

ホームフィットネスは家のなかに道具があるからアクセスの労力はゼロだし、テレビショッピングでいえば「簡単」さを売りにしていますが、それでも多くの方は続けることが難しいわけです。

それは意欲をはじめ、必要性の理解、自己規律といった幾つかの内面的な要素が色濃く関係するからだと思います。

「わかっちゃいるけどできない・・・」、これが多くの人にとっての当たり前であり、前提でしょう。

だからこそ運動を継続しようと思った時には、あえて「場(フィットネスクラブ)」に赴くことや、サポートをしてくれる「他者(トレーナー)」の存在が持つ意味は大きいですね。

来館された方に運動指導をすることが自分の仕事だと捉えているトレーナーも少なくありませんが、それはあくまでも狭義の役割に過ぎません。

お客様に継続をしてもらうこと、健康的な習慣を身につけてもらうまでがフィットネストレーナーにおける本来的な役割です。

前述した「購入して始めること」と「続くかどうか」は全くの別物だという話はホームフィットネスだけに限らず、リアルのフィットネスクラブでも同様なので、そこは各クラブ、各トレーナーに頑張ってほしいところです!


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