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12月4日(水):学生のジャズコンサートから感じたあれこれ
先週末は姪っ子が所属している高校の吹奏楽部が開催したジャズコンサートへ足を運んできました。
久しぶりにホールでの生演奏を聴きましたが、心地良い時間になりましたね。
私は日常的に音楽に携わる仕事や趣味を持ち合わせていないので、何かほかとの比較対象がないですが、同部が来年も全国大会に出場するということだから、客観的にも相応なクオリティだったのだろうと思います。
そういった出来栄えの比較論や優劣はさておき、とにかく高校生が放つエネルギーが気持ちよかったですね。
本番のためにひたむきに練習してきた日常があることは想像に難くないし、「いま、この瞬間」を大切にする熱量などが、そのまま表れていました。
緊張も、フレッシュさも、いろいろなものが混ざり合った瑞々しさみたいなものは、きっとこの年代だからこそのものでしょう。
スポーツでも同様ですが、プロスポーツのスキルやクオリティに目を見張るのとは別に高校生のスポーツに胸を打たれるようなものと重なりますね。
一方、音楽そのものから受けるインパクトもありました。
それぞれのパートが「部分」としての役割を果たしているからこそ、「全体」としての調和が保たれる、そういった素晴らしさを感じました。
また曲ごとにソロの部分があり、それぞれの楽器で学生がソロパートを全うしていましたが、中には場の空気を一変させるほどの高校生らしからぬ演奏もあって、私も思わず見入ってしまいましたね。
ソロの演奏を終えたあとには会場から万雷の拍手がわきおこっていましたが、ちょっと鳥肌ものでした。
そうやって一人ひとりの個性が際立つような演出も良かったと思うし、あのような拍手を一身に浴びたら、学生もどんなにか嬉しかったことでしょう。
きっと、この先も自分にとっての忘れられない瞬間になったんじゃないか、そんな風にも感じます。
これはひとつの事柄に熱意を傾けて取り組むことでしか得られない充足感ですね。
そうした充足感や経験はその人にとって、この先も自分の内側に残り続ける無形の財産であり、これからぶつかる様々な壁を乗り越えていくための糧にもなってくれるはずです。
そんなこんなで時にはこうして音楽に触れる時間も良いなって思えました。
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