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5月17日(火):AEDのバッテリー切れに要注意

今から2ヶ月ほど前には「AEDによる救命処置減少」について記しました。

総務省消防庁のまとめた「救急・救助の現況」によると、新型コロナの流行以降は人が倒れた現場に居合わせた市民による救命処置が減少している旨に触れました。

具体的にはAED使用による除細動の実施率は近年、少しずつ上昇してきたものの、コロナ禍の2020年には4.2%と前年の5.1%から大きく低下したといいます。

また市民が目撃した心肺停止の傷病者で1ヶ月後の生存率は2019年の13.9%から、2020年は12.2%まで急落しています。

こうした状況とあわせて先月の朝日新聞で注意喚起されていたのは「AEDのバッテリー切れ」に関する状況です。

救急車に搭載するAEDのバッテリー切れによって救命措置時に使用ができない例があり、総務省消防庁は全国の消防に点検の徹底を求めているようです。

また同記事では商業施設に設置されているAEDでも同様に、いざという場面でバッテリー切れによって使用できなかった事例などを取り上げていました。

そのため厚労省のほうでもAEDの設置者等に対して日常点検や消耗品の管理についての呼びかけをしています。

AEDの設置数が増えたのは良いことですが、設置して終わりになってしまっている面が多々あるのだと思います。

私たちはフィットネスクラブを運営しているので、こうした状況を目にして念のために設置してあるAEDの再確認をしてみました。

バッテリーは2026年までになっているから当面は大丈夫だし、消耗品のパッドも期限までにはまだ余裕がありますが、こちらは早めの手配をすることになりました。

現場では例年のように緊急時対応として救命措置、AEDの使い方の研修をしているので、そうした折にもあわせて消耗品などの状態や期限の確認をしていくのが望ましいですね。

今回の記事で問題認識はできたので、今後とも気をつけて見ていこうと思います。



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