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365日色の話 ドラマ「Qrosの女スクープという名の狂気」の桐谷健太さんです。
”本当に怖いのは人間の欲望だ”
群衆心理が暴走した時、悲劇が起きる!
「ここにしかない情報」という付加価値をつけて、
売り上げを上げ続けている媒体が、週刊誌である。
桐谷健太さんが演じる、週刊キンダイの記者栗山孝治は
「世の中が求めるネタを提供しているだけだ」
と、あらゆる芸能人の”真実”を暴き、
部数を上げていく。スター記者。
ゴシップ記事により失脚する著名人、
それを嘲笑し、エンタメとして消費していく日常を
栗山は冷めた目で見ていたのです。
ある謎の女「QrosCMの女」の正体を探る中、
思いもよらない事件に巻き込まれていく。。。
ゴシップエンターテインメントドラマ。
桐谷健太さんなら、
ゴシップの週刊誌記者でも、
面白く、痛快なドラマにしてくれるはずだと、
どんな内容かわからないままに、
見始めました。
第1話は
アイドルグループのスキャンダル。
裏での駆け引き。取引。
「真実」は?
ゴミと言われる週刊誌の姿が桐谷健太さんの演技で、
ドロドロしすぎず、
映像もなぜか爽やかなので、見やすく、面白い。
第2話は、
3才から子役で名子役と言われながら、
その後はなかなか評価が上がらない唯花が円満退社。
真実は!
事務所を辞めた真相を追求するべく、
張り込みをしたり、
聞き込みをしたり・・・
真実は唯花を新しいマネージャーと元マネージャーが結託して、
新興宗教の広告塔にし、
大儲けを企んでいたのです。
「お金も地位も家族も捨て、本当の自由を見つけたい」
と信者にするための会で、洗脳していたのを見つけ、
そして、スクープに。
被害者の唯花が栗山を訪ねてきて、
「ありがとうございました。目が覚めました。」
「また、嫌な人たちのいるSNSの世界、その場所に戻らされた。
せっかく、幸せだったのに。
あの女が居場所を作ってくれたのに。。。」
唯花はスマホも捨てさせられていたのです。
「所詮、世の中の求めるネタを提供しているだけだ」
と栗山は自分を納得させるが・・・
栗山はQrosのCMの女?が働いているクリニック店に
足が向いてしまいます。
Qrosの女の事件とは。。。
桐谷健太さん曰く、
「栗山という男は、子どものころから記者の腕はあったんじゃないかな。
学校の先生のことをすっぱ抜いたりして、
学校新聞で廊下に貼って、
先生にはめっちゃ怒られるけど、同級生からはヒーローみたいな。」
「たぶん、記者になりたての頃も
すごいイケイケだったろうけど、
ある事件を境に葛藤しながらも、
辞めずに、なぜか記者を続けている役なんです。」
桐谷健太さん演じる、
栗山孝治、スクープを連発する敏腕記者は相変わらず魅力的です。
バディの影山拓也さん演じる、矢口慶太は新米記者。
2人のデコボコバディも面白いです。
他にも、
編集長林田彰吾役には朝ドラ「虎に翼」の寅子の父役の
岡部たかしさん。
ブラックジャーナリスト園田芳美役の哀川翔さん。
他にも、面白い俳優陣が脇を固めます。
ゴシップ記者の記事取りの世界を通して、
「人間の他人の不幸を楽しむ」
欲望がエスカレートして、
また、ゴシップ記事が売れてしまう悪循環の怖さが
重すぎないタッチで描かれています。
テンポも良く、暗くなく、
ゴシップの記事をつかむ世界をいい映像で描く
エンターテインメントドラマです。
桐谷健太さんは、
最近の「院内警察」
「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」
日曜劇場「仁」の佐分利祐輔医師も素晴らしかったです。
このドラマも
桐谷健太さんの正義感と明るさがベースに流れ
面白いドラマになっていくことを期待しています。