365日色の話 エミー賞18冠真田広之「将軍」!!!「~でございまするぅ」の響きが日本の美を醸し出して。。。
すべてが美しく、本物を追及する姿勢は想像以上。
空気感も日本らしく、圧倒的です。
息子が感動し、薦めてくれました。
アメリカでの「SHOGUN将軍」人気は歴史が長く、
1975年に発表された
イギリス人作家ジェームズ・クラベルの小説「将軍」を原作として、
1980年にアメリカで三船敏郎が出演したドラマが制作され、
最高視聴率36.9パーセントを打ち出す大ヒットを記録しました。
2024年
同小説を原作に新しい解釈で作られた
真田広之の「SHOGUN将軍」。
日本人も見たことのない侍の世界。
スケール感、思い入れが見事です。
制作側のメインプロデューサーが日系の女性と男性の方で、
真田広之さんのプロデューサーとしての「本物」への
こだわりを深く理解し、
実現することを全面的に支持してくれたといいます。
エミー賞における作品賞、監督賞を受賞しました!
もちろん、
エミー賞主演男優賞を受賞された真田広之さんの
この作品に掛ける思いは
演技すべてに貫かれていました。
声の出し方やすべてに風格が備わっていました。
素晴らしかったです。
回を重ねるごとに、魅力が高まっていきました。
武士の世界では深く描かれない女性の生き方が
巧みに描かれ、
強く印象に残りました。
宿命(定め)に対する覚悟が、社会全体に存在する世界です。
その象徴はアンナ・サワイさん演じる、細川ガラシャをモデルの鞠子様です。
アンナ・サワイさんも主演女優賞を受賞されました。
安針の通詞をすることに。。。
真田広之さん演じる、徳川家康をモデルの
将軍虎永は「戦わずに勝つ」を実践していきます。。
イントロが美しい!
和庭園のような表現に、表したいことがシンプルに表現されていました。
接見の間は本当に見事でした。
大河では見たことのない、スケールです。
通詞の鞠子様のセリフは
「安針様 殿はこの件は終わりと申されておられまするぅ」と、
凛として、美しく、毅然とした女性を
素晴らしい力量で演じられていました。
この言葉遣いは男女を問わず、多くの人びとが話されました。
存在感が素晴らしい!
徳川家康の家臣のイギリス人航海士である三浦按針は
初めて日本に来たイギリス人です。
三浦按針をモデルにした安針は
日本人の生死観に驚き、虚しさを感じながら、
通詞である鞠子様の生きざまを否定することもできず、
葛藤します。
自分の船で戦う、あるいは、母国に帰りたいと願います。
虎永は今回のさまざまなことを鑑み、
将来を見据えます。
関ヶ原の戦いはまだ先です。
「将軍」はエミー賞18冠の偉業にたる
本当に素晴らしい作品でした。
あなたも日本の誇る日本の武士の本格的な表現と
切ない、どうしようのない人生を
美しく生きる女性たちの姿を見守ってみてください。