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365日色の話 「型破りな教室」実話が素晴らしい!最高の作品!感動しました!

メキシコでは300万人動員!アメリカでも!
多くの映画祭で観客賞を受賞した感動の名作です。

ミニシアターは満員で、
最前列の一部と次の列の一部しか残っていませんでした。

幼稚園児の子どもたちを連れて、
戦隊ものか、アニメを15人ぐらいで観に行った時以来です。

首が痛くなるほど見上げ観続けました。

はじまりは
アメリカ国境で繰り返されるメキシコの日常的な惨事が現れました。

麻薬と殺人が日常と化した治安最悪な国境の町の小学校です。

そのためか、
生徒は退学者が多く。。。

学力テストの成績も全国最下位。
ENLACE(公立・私立ともに3,4,5,6,9,12年の全生徒が受験する数学・科学・国語の国家試験)
6年生の半分以上は卒業が危ぶまれる学校です。

そんな学校に
マタモロス出身のファレスが、
担任が出産で空いた穴埋めを引き受けて赴任してきたのです。
「こんな学校に なぜ赴任を?」

ファレスは中学でも教えられるのです。
「イカレてるから」と、校長に言います。

学ぶことに興味も面白さも感じたことがない生徒たちに
赴任したその日に

「机じゃない救命ボートだ
そして床は・・・」と言い放ちました。

「これは救命ボートだ、
どのボートも乗れる人数は同じ、
乗れない人は溺れる、
君たちは23人でボートは6つ
さあどうする?」

「どうする?」

心配しながらも教室を出ていきました。

「宙わたる教室」と同じように
物理は勉強に関心を持つ始まりになると思いながら観ていました。

校長先生が
「何している」と顔を出しました。

子供たちは
「逃げ遅れた人だ 助けよう」と校長先生を巻き込んでいきました。

校長がいいのです

体積、重量が関係していると
同じ大きさでも風船と石だと何が違うのか。

「あんな授業初めて。あんな先生も」

その後もユニークで型破りな授業は続きました。
やがて子供たちは追求する喜びを知り、
クラス全体の成績は飛躍的に上昇していきます。

机も椅子も教科書もいらない!
必要なのは”自分の頭で”考える”こと!

この教室には
パロマという素晴らしい才能のある生徒がいました。
小さい時から宇宙に関心があり、
ゴミ拾いで生計を立てている父親には知られないようにしているのです。

「私は宇宙工学者になれる?」

ギャングの手先になることが当たり前の子どももいます。
ニコもそんな子どもでした。

「夢を見て何になる」
ニコや私の現実は変わらない。

ファレスは子供たちが手を上げて発言することもやめさせます。
試験成績主義の考えない教育。

「教育は100年前から
変っていない」

アインシュタインの名言
大切なのは、疑問を持ち続けることだ。
神聖な好奇心を失ってはならない

「間違っても挑戦するのが大事だ」
子供たちのために奔走します。

哲学者になりたい生徒
母親が4番目の子どもを産み、育児のために
その子が幼稚園に行くようになるまで
学校には行けなくなりました。

間違ったらいけないと意見が出ない。
考えたことがない。

ボートの課題で
子供たちは校長先生とファレスを水の中にすっぽりと沈んでもらい
身体の体積を測りました。

みんな実験の結果に大喜び。

「必要なものは」

「もう持ってる」

「それは”可能性”だ」

ニコにも伝えます。

パロマにも。

望遠鏡はパロマが研究して作ったのです

パロマは望遠鏡で
ロケットの発射台をいつも見ていました。
ニコに見せます。

試験対策の勉強は全くしなかった。

パロマとニコが恐ろしいことに。。。

ファレス先生は落ち込み、
学校にも行けず、
試験の日が近づいていきました。

地球の引力について
体を動かして、理解したり。
みんなの顔が輝いています。

哲学者になりたい生徒は
図書館に行って
哲学のたくさんの本を借りてきました。

パロマは天才ぶりを発揮します。

国家試験の試験結果はパロマは全国1位!
未来のスティーブジョブズと表紙を飾りました。

兄弟たちの面倒をみながらも
夢の哲学者を目指してほしい。

ファレスのクラスの参加した生徒の試験の結果は素晴らしいものでした!

マタモロスの小学校で
2011年に起きた実話を描いたものです。

メキシコで300万人を動員し、
2023年NO.1の大ヒットを記録しました。

アメリカでも、
スペイン語作品にもかかわらず、
初週5位をとげました。

サンダンス映画祭 映画祭観客賞をはじめ、
各国の観客賞受賞。

ファレス教師
「コーダ あいのうた」でも教師役を演じた
エウヘ二オ・デルベスさん。

子役たちも素晴らしい!

すべてが素晴らしい最高の作品です。


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