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365日色の話 オードリーヘップバーンの素晴らしい生き方が滲み出る「尼僧物語」オードリーの人間愛の心が透けて見えるようです。

オードリーヘップバーンの透明感、崇高さ、垣間見える愛らしさ。
1959年のアメリカ映画です。

「尼僧物語」
アカデミー賞に作品賞、監督賞、主演女優賞など
8部門にノミネートされましたが、
残念ながら、受賞はできませんでした。
ゴールデングローブ賞にも作品賞、監督賞、主演女優賞等ノミネートされましたが、残念ながら受賞できず、
特別業績賞(製作費350万ドル、興行収入1400万ドル)
を授与されました。

オードリーヘップバーンは
ニューヨーク批評家教会賞において主演女優賞を獲得しました。

「尼僧物語」は、
修道院に入り、カトリックの教えに従い良き尼僧であろうとするものの
心の葛藤が捨てきれず還俗するまでの17年間の尼僧の物語を描く、
キャスリン・ヒュウムによる同名小説の映画化です。

実在のマリー・ルイーズ・アベの半生が描かれています。

ベルギーに住む有名な医者バン・デル・マル博士の
娘ガブリエルは尼僧になる決意をし、家を出ます。
恋人への思いも断ち切り、修道院に入りました。

ガブリエルがなぜ尼僧になることを決意したのか・・・
尼僧になれば、才能のある医学で、
多くの人を救えると考え、決意したのか。。。
ただただ尼僧になることが人類愛に通じるものだと思ったのか。。。

1821年に世界で初めて医師として、
エリザベス・ブラックウェルという女性が認められたそうです。

修道院で志願者となったガブリエルは
数か月に及ぶ厳しい戒律生活に身を投じます。
戒律と懺悔の日々。
脱落していく志願女がいる中、
見習い尼になりました。

その前夜、髪を短く刈られ、
恋人から贈られた金飾りの付いたペンを投げ捨て、
俗世界との完全な別離の瞬間でした。

正式に尼僧になるべく、
ガブリエルはシスター・ルークという名を与えられた
それからも修行に励みました。

医学の訓練中、素晴らしい成績でしたが、
医療で多くの人の役に立ちたいという思いである、
ベルギー領コンゴへの派遣はなかなかかないません。

そして、ようやくその希望が叶います。

そこで、
大変世俗的な無神論者で、
腕は天才的な外科医フォルデュナティの助手をすることが
シスター・ルークの仕事となりました。

ある日、シスター・ルークは自分が結核に冒されていることに気付きます。

フォルデュナティ医師は自分が面倒を見、
必ず治癒出来ると約束します。
そして、
「君は世俗的だ。世間の人間や患者たちにとっては理想的だが、
修道院が期待しているような尼僧にはなれない」
と告げます。。。

戦争が始まり、
中立国のベルギーに対してドイツが砲撃を加え・・・
しかし、
常に尼僧は全てに対して慈悲の心を持たなければならず。。。

そんな中、父が機関銃の噴射で殺されたとの一報を置け取ります。

その後の行動は。。。

オードリーヘップバーンは
胸が張り裂けそうな、
尼僧への思いと、医学で自分の手で多くの人を助けたいという、
ガブリエルの葛藤を
本人のような、
素晴らしい心情で演じられていました。

オードリーヘップバーンの素晴らしい作品です。


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