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365日色の話 「新ジャポニズム」MANGAの鍵は浮世絵!日本の才能素晴らしい! 後編

前編では日本のマンガが世界の人たちを勇気づけ、希望となり、
また、ウクライナでは「進撃の巨人」に共感し、憤る姿が。。。

「日本のマンガには力がある」
と多くの人が言います。

それは何故か。

謎を解く鍵は
江戸時代の日本にある

浮世絵×手塚治虫

江戸中期 狂歌
身分に関係なく、歌を詠み
楽しむ。

今年の大河ドラマ「べらぼう」の主人公
蔦屋重三郎が
狂歌に絵を描くことを考えたとか。本にしたとか。

大英博物館

「18~19世紀にかけての日本は
非常に厳格な社会構造を持っており」

そこに現れたのが
解放区です。
通常の生活の枠から抜け出し
自分の能力に基づいて活動できる
実力社会があったそうです。

「それぞれの生活の場とか
階級はあるけれど」
「自分が生きている日常から
離れたことをやりたい」
「それを心が欲していく」
「別世」をつくったとも言える」

浮世絵に描かれた題材はさまざまだったようです。

江戸文化研究者
田中優子さんは言います。

「カラオケ大好きみたいな
人たちが多く」
「聴いてるだけじゃ不満足
自分でもつくりたい」

「文化というものを誰もが
創造できるようにした」

「自分もあの仲間に
入れるかもしれない」

浮世絵はどんどん発展しました。

浮世絵の影響は
ゴッホやルノアール、ドガ、マネ、モネ
他にも多くの画家に強く影響を与えることとなりました。

ジャポニズム
「日本趣味」
19世紀の後半、日本の美術や工芸が、
ヨーロッパの芸術家たちに及ぼした様々な影響を示しています。

その浮世絵に代表される
日本人の遺伝子は
手塚治虫さんに。

戦争を越えて

赤本
当時はマンガはおもちゃ屋や露店で売られていました。
東京では貸本屋にしかなかったそうです。
赤いペラペラの本だったそうです。

トキワ荘で才能が育ち。

次々に大人気マンガが生み出されました。

手塚治虫さんは言います。

「漫画にはテーマが必要であると
誰でも言うわけですけど」
「そんなにテーマが
ぼかぼかつくれるはずはない」

「やはりテーマとは
自分自身が本来待っている」
「1つか2つの主張
これを漫画に表す」

「アイデンティティ
そういうものを自分で確かめるために
漫画を描かざるを得なかった」

日本マンガは
今に続いていきました。

MANGA×未来

ダンダダンの売れっ子編集者
林士平さん。

ダンダダンの漫画家龍幸伸さんは言います。
「とりあえず何でもいいから
持ってきてよって言ってくれた」

「じゃあまた持っていっていいんだ」
「すごく救われた」

多くの人気マンガを担当しています。

「本当にうまくいかないことだらけの
業界なのがエンタメだと思う」
「僕自身ずっと
マンガの神様に嫌われるような行いは
しないようでおこうみたいな
感覚はありますね」
「面白いものをつくりたいと
工夫しているかどうか」

かつて浮世絵がヨーロッパの画家たちに
影響を与えた

新ジャポニズムも
世界の新たなつくり手たちを

生み出そうとしている

「アフリカらしいマンガをつくりたいと」

「そういった人を集めてカラバッシュを
ジンバブエの少年ジャンプにしょうと思った」

「日本のマンガスタイルとアフリカの物語を
合わせたアフロマンガの会社を作ろうと」

「日本文化がすごく好きで
アフロマンガを描こうと決めた」

韓国のマンガ制作

縦読みマンガ

「データとして読者のジャンルの嗜好や
連載を何話まで読んだか」

「1話読むのにかかった時間
何話目から読者は離れていったか
チェックして作品に反映する」

AIの活用はどのように漫画家たちを
刺激していくのか。
AI×ブラックジャックの挑戦もありました。

漫画家たちのストーリーは素晴らしく、
面白いドラマはマンガの実写化と感じることも多々あります。
この天才漫画家たちが渦巻く世界。

これから、マンガの世界は
どのように進化していくのでしょう。


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