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365日色の話 ドラマ9年ぶりに帰ってきた「民王R」です。
前作があまりにも衝撃的で、池井戸潤さんの作品かと思ってしまうほど、
ユニークで、パロディーのようで、しかし、ばかばかしくない。
遠藤憲一さんの総理大臣とおバカな息子の菅田将暉さんの
心と身体が入れ替わりという前代未聞の大珍事を
時にシリアスに、
時にハートフルに描き、
絶大の人気を博しました。
全てが面白かったです。
今作も遠藤憲一さんがまたもや総理大臣武藤泰山を演じています。
1人の他の人物に入れ替わるのも大変です。
技量を問われるところですが、
「民王R」は、いろいろな人物と入れ替わるところが見せ場です。
第1話は
あのちゃん演じる毒舌秘書と入れ替わり。
あのちゃんの武藤泰山ぶりは
頑張っていました。
遠藤憲一さんのあのちゃん演じる毒舌秘書は少し苦しんでいましたが、
秘書の政治家を目指していた父への思いを
体感したり、ストーリーが進むにつれて
いい感じになってきました。
第2話は
気がつくとどこかの山中でシャベルを片手に立っていました。
死体のそばにいる青年と入れ替わることに。
「まさか俺は、殺人者と入れ替わったのか。。。」
実業団のランナーだったのに、
廃部となり、
就職も決まらず・・・
闇バイトに手を染めることになり。。。
入れ替わった泰山は
不条理な社会に怒りながら、
ファミレスの仕事を一生懸命
毎日毎日頑張ります。
一方、泰山になった青年は
若者支援の予算がないという話を聞き、
泰山である自分の4000万円の給与を返納すると明言。
その後の政局は。。。
第3話は
5歳児との入れ替わり。
アメリカ大統領が来日。
それが、トランプのようで、ちょっと・・・
シングルマザー問題や日米安保問題。
泰山になった子役の演技は
表情から、しぐさ、姿勢、話し方
すごく上手でした。
今回は社会で今問題になっていることを、
総理大臣自ら体感し、
政策に反映しようとするストーリーになっています。
次は、亡くなる寸前の病院に入院している老人に。。。
泰山は今度は何を学ぶのか。
今回は、菅田将暉さんはほんの少し声だけの出演。
高橋一生さんもちょっとしか出ない。
このハンディをどこまで遠藤憲一さんの力で乗り切るか。
見ていきたいと思います。
遠藤憲一さんは、
1961年6月28日生まれ、
俳優、声優、ナレーター、脚本家、タレント。
朝ドラ「てっぱん」では、瀧本美織さん演じる主人公の父親役。
ここから、悪役から、コミカルな役まで役柄が広がりました。
「ドクターX~外科医・大門未知子」シリーズ
大河ドラマ「真田丸」
朝ドラ「わろてんか」
「未解決の女 警視庁文書捜査官」シリーズ
「ラジエーションハウス」シリーズ
「ミステリーと言う勿れ」等々
さまざまな作品に出演されています。
映画「クライマーズハイ」
映画も多数出演されています。
今回は、池井戸潤さんの「民王」にインスパイアされた作品。
どこまで、面白くできるか、
遠藤憲一さんにかかっていそうです。