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365日色の話 映画「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」です。
最近見る機会があり、映像の素晴らしさ、
主人公パイの生命力、
究極の境遇では友?が必要なんだと、
それがトラでも。。。
パイの生きることへの執着心に心惹きつけられました。
2013年にアカデミー賞11部門にノミネートされ、
監督賞、作曲賞、撮影賞、視覚効果賞を受賞した作品です。
原作は、ヤン・マーテルの2001年の小説
「パイの物語」
![](https://assets.st-note.com/img/1731319592-YcNPEI2HXw4ZaRxmiU59o6Lr.jpg)
パイというニックネームは無理数のパイから。
インドで動物園を営む一家に育った16才の少年・パイ。
パイは一家の中でひとりヒンドゥー教、キリスト教、イスラム教を
同時に信仰するようになります。
トラに近づいてはいけないという父の教えを破り、
トラに近づくパイに父はトラの獰猛さを知らしめます。
それから、パイは変わってしまいます。
輝く日々が色褪せたような。。。
もう少しで食べられる恐怖は刻まれていました。
やがて、一家はカナダに移住するために、
両親や兄、動物たちと一緒に貨物船に乗り込みます。
ところが、太平洋を航行していた途中で遭難し、
![](https://assets.st-note.com/img/1731319696-S0qHCzpcuvmUK2WJgrQaykjL.jpg)
船は沈み、
パイはひとり、救命ボートに逃れて一命を取り留めますが、
そこには、体重200キロもあるベンガルトラも。。。
それからの227日。
避難ボートには、サバイバルテキストがあり、
非常用ビスケット、ノート、筆記具等々。
トラがボートを占領しているので、
いかだを作って、ボートから離れないように、
ロープでつないで。
それでも、生きていくためには
水も食料も必要になります。
トラに食べられないように、
魚が大量に現れたら、
トラに与えたり。。。
![](https://assets.st-note.com/img/1731319774-j2uLqHDtl8OxMdUkSVQR7n3z.jpg)
大荒れになり、
パイはすべてを無くし、
残ったのは
やせ細ったトラと自分だけです。
今なら、トラをやっつけることも可能です。
全ての映像は素晴らしく、
大しけの海やボートの様子など
リアリティ以上にリアリティがあり、
スゴイ!迫力満点です。
一難去った
なぎの海の映像は美しいです!
パイの物語はパイの回想から始まります。
成人のパイを演じるイルファン・カーンは、
インド・ジャイプル出身。
アカデミー賞作品に輝いた「スラムダンク&ミリオネア」では
主人公の青年を演じています。
その後は
「アメージング・スパイダーマン」
「ジュラシック・ワールド」等々ハリウッド大作にも出演しています。
聞き手はパイの227日の物語を書く著者のようです。
人間の知恵はどうやって生まれるのか。
一人ではここまで生きられなかったというパイの言葉の真理。
一度ご覧になるのもいいと思います。