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365日色の話 映画「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」です。

最近見る機会があり、映像の素晴らしさ、
主人公パイの生命力、
究極の境遇では友?が必要なんだと、
それがトラでも。。。
パイの生きることへの執着心に心惹きつけられました。

2013年にアカデミー賞11部門にノミネートされ、
監督賞、作曲賞、撮影賞、視覚効果賞を受賞した作品です。

原作は、ヤン・マーテルの2001年の小説
「パイの物語」

パイというニックネームは無理数のパイから。

インドで動物園を営む一家に育った16才の少年・パイ。

パイは一家の中でひとりヒンドゥー教、キリスト教、イスラム教を
同時に信仰するようになります。

トラに近づいてはいけないという父の教えを破り、
トラに近づくパイに父はトラの獰猛さを知らしめます。

それから、パイは変わってしまいます。
輝く日々が色褪せたような。。。
もう少しで食べられる恐怖は刻まれていました。

やがて、一家はカナダに移住するために、
両親や兄、動物たちと一緒に貨物船に乗り込みます。

ところが、太平洋を航行していた途中で遭難し、


船は沈み、
パイはひとり、救命ボートに逃れて一命を取り留めますが、
そこには、体重200キロもあるベンガルトラも。。。
それからの227日。

避難ボートには、サバイバルテキストがあり、
非常用ビスケット、ノート、筆記具等々。
トラがボートを占領しているので、
いかだを作って、ボートから離れないように、
ロープでつないで。

それでも、生きていくためには
水も食料も必要になります。

トラに食べられないように、
魚が大量に現れたら、
トラに与えたり。。。

大荒れになり、
パイはすべてを無くし、
残ったのは
やせ細ったトラと自分だけです。
今なら、トラをやっつけることも可能です。

全ての映像は素晴らしく、
大しけの海やボートの様子など
リアリティ以上にリアリティがあり、
スゴイ!迫力満点です。

一難去った
なぎの海の映像は美しいです!

パイの物語はパイの回想から始まります。

成人のパイを演じるイルファン・カーンは、
インド・ジャイプル出身。
アカデミー賞作品に輝いた「スラムダンク&ミリオネア」では
主人公の青年を演じています。
その後は
「アメージング・スパイダーマン」
「ジュラシック・ワールド」等々ハリウッド大作にも出演しています。

聞き手はパイの227日の物語を書く著者のようです。

人間の知恵はどうやって生まれるのか。
一人ではここまで生きられなかったというパイの言葉の真理。

一度ご覧になるのもいいと思います。


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