365日色の話 「海に眠るダイヤモンド」映画を超えるスケール感!神木隆之介さん、杉咲花さん。もうわくわくです!
日曜劇場はファンを裏切らない質の高いものばかり!
いつも楽しみにしています。
今回の「海に眠るダイヤモンド」は、
脚本・野木亜紀子×監督・塚原あゆ子×プロデューサー新井順子の
最強チームで作られたそうです。
1955年から石炭産業で、躍進した長崎県・端島と、
現代の東京を舞台にした、
70年にわたる愛、友情、家族の
壮大なヒューマンラブエンターテインメントドラマです。
撮影のスケールがスゴイ!
まさに映画です。
端島は軍艦島とも呼ばれ、
沖合にある廃墟となった炭鉱施設は、
今は不気味な観光スポットになっています。
当時、端島の海底で取れる石炭は、
極めて上質で、黒いダイヤモンドと言われていたそうです。
端島炭鉱では
階段を上ってケージ(エレベータ函)に乗り組み、3分間で昇降し、
採掘場に着きます。
深さ606mは東京スカイツリーの高さに匹敵するそうです。
当時の海底炭坑だった端島は、
日本で最先端の暮らし・未来都市があり、
最盛期には狭い島内に5267人もの人が暮らし、
東京の9倍の人口密度だったそうです。
炭鉱労働者は所得も高く、
大半の人が日本初と言われる
日本初のコンクリートでできた高層マンション?に暮らし、
平均のカラーテレビの普及率が10%の時代に
この島では100%だったとか。
第1話
始まりのホストの神木隆之介さんが演じる、玲央と
宮本信子さん演じる、いづみの出会い。
「私と結婚してくれない」といづみが言う言葉の奥にある思いとは。
借金だらけの玲央は、
いづみがお金持ちらしく、自分が好みであることから
いづみの希望通り、長崎に行き、フェリーで端島に行くことに。。。
船の中で、端島が近づいて来ると
いづみは泣き崩れて、戻ってくることになります。
舞台は変わって、
1955年の端島では、
玲央にそっくりな、2役の神木隆之介さん演じる鉄平が、
長崎大学を卒業して、島に戻ってきたところ、
こんな炭鉱しかない、小さな島で働きたいという鉄平と父親は、
激しく揉めるのです。
「鉄平は島出身を馬鹿にする人たちを見返したい。」
「みんなから認められる島にしたい」と、
唯一の石炭鉱業に就職します。
一緒に大学を卒業した、土屋太鳳さん演じる、島出身の百合子。
幼なじみの銀座食堂の看板娘、杉咲花さん演じる、朝子。
謎の歌手、池田エライザさんが演じるリナ。
炭鉱夫の鉄平の父、國村隼さん演じる、一平。
鉄平の兄、炭鉱夫の斎藤工さん演じる、進平。
他にも、個性派実力者が満載です。
炭鉱のシーンも本物のように
作られていました。
マスクもしないで、粉塵の中の、
長時間労働に耐え、交代しながら、暑い中、24時間始動続けるのです。
過酷な状況の中、事故になりそうになります。
謎の女性、リナもプライドを傷つけられます。
そのことで、鉄平はリナのことが
気になり始めます。
果たして、いづみは誰なのか。
いづみの仕事は?家族との関係は?
いづみは朝子なのか。。。
「人生、変えたくないか。」の言葉を聞いたのはリナ。
リナなのか。。。
この精巧に散りばめられた布石は
どのように展開していくのか、
見るしかありません。
主役の神木隆之介さんは朝ドラ「らんまん」の牧野万太郎も素晴らしく、
映画「ゴジラ-1.0」は世界的な大ヒットとなりました。
「劇場版SPEC]「るろうに剣心」「バクモン」
「3月のライオン」等々。
他にも、いろいろな個性のあるキャラクターになりきり、
いつも驚かされます。
いづみ役の宮本信子さんは、最近「母の待つ里」の
名演に感動したばかりです。
「マルサの女」まで面白く演じるエンターテイナーです。
このドラマは始まったというより、スタートラインです。
これから、どうなっていくのか、
何を描き出すのか、見つめていきたいと思います。