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365日色の話 日曜劇場「御上先生」松坂桃李さん。
映画のような映像。
「ドラゴン桜」「3年A組」
みたいな熱血漢ではなく
文部省の官僚兼教師の松坂桃李さん演じる御上孝は
どのような方法で18歳の生徒を巻き込んで
権力に侵された日本教育をぶっ潰すのか。
ー辞令、日本教育の破壊を
俺に命ずるー
はじめに
国家試験会場で受験生が後ろから刺される場面が現れ
不気味なはじまり。
このドラマはサスペンスの要素もあるのか。。。
文科省のエリート官僚が
官僚派遣制度によってエリート私立高校へ出向が命じられたのです。
そこには、はめられたような背景が。。。
ある出来事をきったけに
「日本の教育を変えてやろう」
理想を掲げて文部省の官僚になった御上は
現実は程遠いものだと気づき、
「考える」力を身につけるための教育改革も
名ばかりで
日本の中枢は、自分たちの保身ばかりで、
子どもが未来を夢見る教育現場まで
大人の権力争いの道具に成り下がっている。
左遷と言われる教育現場から
高校3年の生徒たちと共に
日本教育に蔓延している腐った権力に立ち向かう
大逆転教育再生ストーリーだそうです。
御上はエリート私立高校の生徒たちに
「エリートは神に選ばれた人
君らは上級国民予備軍」と
志のない姿勢を揶揄します。
御上が赴任したことで
やっと担任となったのに
副担任となった国語教師の是枝文香を吉岡里帆さん。
家庭環境も複雑そうです。
御上は奥平大兼演じる高校部活報道部の神崎に言います。
「試験会場で起きた殺人事件と君がリークした不倫事件は関係がある」
「バラフライ効果知ってる?」
バラフライ効果ー
力学系の状態にわずかな変化を与えると
そのわずかな変化がなかった場合とは、
その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象。
戦う敵は
北村一輝さん演じる古代真秀理事長。
おとしめた岡田将生さん演じる御上の同期槇野恭介。
全てを画策している及川光博さん演じる
総合教育政策局 局長塚田幸村。
もっと上なのか。
松坂桃李さんは
「新聞記者」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。
その前年は、「孤狼の血」で、最優秀助演男優賞受賞。
コミカルな役、好青年からクズ男、狂気な役。
幅広い、演技派俳優です。
このドラマは
痛快なものになるのか。
考えさせられるものになるのか。
まだ先は見えていませんが
しっかりした作品になるのは間違いないと思います。
暗いドラマは見たくない。
そんな思いを持っている人が多い今。
「日曜劇場」にふさわしい
わくわくする作品になることを期待しています。