気まぐれ
だいたいブログとかやっても長続きしないタチだけど、なんとなく気が向いたので今まで使ったことのなかったNoteに登録して早速何か書いてみる。
音楽学をやっていると本やら論文やらを読んだり自分で書いたりするわけだが、まず情報収集する段階でやみくもに「読む」だけではお話にならないという至極当たり前のことに気づき始めた。
まず「読む」という行為そのものの慣れも必要だが、どう読むか、そこから得た情報をどう処理するか、頭を使って工夫しないことには先に進めない。これは外国語も日本語も同じだろうが、後付けの外国語ではどうしても母国語の倍以上時間がかかる。ドイツ語の文献を開いて知らない言葉にたくさん出くわすと、いつの間にか「意味を調べる」ことに意識が行きがちだ。知らない単語をいちいち辞書ひいて調べる行為も当然必要だけど、文章全体で「要するに何を言っているか」を把握することが大事なのではと思い始めている。
知っている単語量は多いに越したことはないが、そのためには言葉一つ一つにフォーカスするのではなく、楽譜を読む時のように文章をフレーズで把握する必要がある。つまり単語量より文法。文法の知識がなければ文章の構造がわからない。幸い文法に関しては割と知識がある方で、じっくり読めば構造はわかることが多い。あとは文章をフレーズとして捉える能力を身につけたい。
いやお前当たり前だろそんなこと、と言われるかもしれないが、今までずっと実技畑でやってきた自分がゼロから音楽学を始めて数か月、自分なりの研究を通して気づいたことなのでここにnotierenしておく。Noteなので。