今学期終了のお知らせ

早いもので今学期の全ての授業が終了。ドイツの学生は実家に帰ったり、留学生は国に帰ったりしているところであろう。が、私はこの地に留まりひたすらHausarbeitを書き続けなければならない。仕事もある。

一昨日、音楽学を専攻してから初めての試験があった。
前の研究発表も成績に関わる試験を兼ねていたけど、あれはあくまで発表であって形式ばった試験ではなかったので。
声楽科やってたころはクラスの発表会やらいろんな企画で演奏の機会は多かったけど、試験は修了試験の一度のみだった。学部の人は中間試験あるみたいだけど修士はそうではなかった。
しかし、音楽学専攻は修士でもしっかり試験があるのです。当然か。

記述試験ではなく、口述試験。要は授業で学習した内容について先生から質問されて、あーだこーだ答える口頭形式。試験範囲は授業でやったこと全部ではなく、授業で主に扱った3つの時代の作品に絞られた。ちなみに科目は音楽史。

こういう学校の期末試験ってドイツでは初めてだったので、なんかドキドキした。

15分くらいの質疑応答が終わると、先生から「また呼ぶので外で待ってて下さい」と言われ、廊下で待機。呼ばれて再び入室すると
「おめでとうございます。合格です。私たちはあなたの試験を○○点と評価しました。」
え、そういう感じなん?(笑)
後で成績開示されるわけじゃないんだね。
これ、不合格だとめちゃ気まずい感じで言われんのかな、とか思いながらフィードバックをもらいました。
ちなみに点数は、全然悪くはないけどもっといい点とりたかったな、という感じ。まあ初めての試験にしては健闘したか。

今学期、授業も研究も、学外での活動もいろいろ試して探りながらやってきた。歌のソリストオーディションのタイミングで数年ぶりに風邪をひいたり、治ったかと思えば今度は高熱叩き出したり、通勤に4時間近くかけたりund so weiterしたけど、総じて実りのある最初の学期になったと思う。研究は捗らないことが多いけど、自分の興味を探求していくことに喜びを感じている。あと一人で黙々と作業してんのが結構性に合ってると思う。

次の学期も突き進もう。


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