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機能的なデザイン

同じメーカーの同じ丈の靴でも紐の通す場所など違ってくることがあります。おしゃれとしてのデザインもあるかと思いますが、
機能的な意味がしっかりとあることも。
その辺を見極めて買うことができれば、満足度が上がったり逆に失敗を回避できるかもしれません。

2足の靴があります。
共にvivoberafootのハイカットの靴です。
黒いのは一般的なブーツ風。
グレーのはトレッキングなどのアウトドアでの使用を考えられています。

どちらも革を使っていて柔らかい履き心地となるのですが、
大きく違うのは上から3番目。ちょうど足首と足下の切り替えの場所で
グレーの方は踵側の方に紐を通すループが付いていて、その紐の流れに沿ってグレーと黒とでパーツも違うものに変わっていて、大きなスリットが入っています。

どんな効果があるかというと
より踵の方から締められるので踵のホールド感が高くなる。
スリットに沿って足首が良く動くので足首を支えながらも可動域が大きくなる。
などがあげられるでしょう。

一方でそのようなギミックが多くなるとどうしてもゴタゴタとして見えてしまうこともあります。
黒のブーツ風はその辺はすっきりしているので、それぞれの用途に応じて選べる訳です。なのでどちらが良い悪いとは言えませんね。
このようにデザインから自然と見えてくる機能性というものもあるので、
うまく見極めて選択できるようにしたいですよね。

特にトレッキングなどのアウトドア系などは
踵のホールド感など気になりますよね。
その時にループの位置や形状などを見てみましょう。

トップ画のようにループが踵側にあったり、
この写真のようにループ位置は変わらなくても踵の方から別パーツで端年のように取り付けられているものは、ホールド感が良いはずです。

また、足首のところにスリットが入って2ピースになってるか1ピースで作られているかはスキーやスノーボードのブーツなどで採用されています。足首の稼働が欲しい・柔らかめが好きという人は2ピース
クイックに反応して欲しい・剛性が欲しいという人は1ピースを選ぶと良いでしょう。
そのようにデザインの意味を考えながら見て行くと
普段使いの靴でも、
「個々の曲がりが硬そうで足に干渉するかも」なんて想像できるようになり、試着の時は良かったんだけど履いてみたら…なんて経験は減るかもしれません。

まぁ、せっかくメーカーが考えて用意してくれた機能性も
紐をしっかりと締めて正しく履いてこそ発揮されるものなので、
まずはそこからなんですけどね。

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