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優良高配当株(5184:ニチリン)

優良高配当株として「ニチリン」という会社をご紹介します。
自動車ホース大手の会社です。


・会社情報

株式会社ニチリン(NICHIRIN CO.,LTD.)
業種名 ゴム製品
売上高 単体351億円、連結706億円(2023年12月31日現在)
連結従業員 2,408名 (2023年12月31日現在)
主な事業内容 自動車用各種ホース、住宅関連ホース、同部品等の製造販売
時価総額 547億円


・売上高・営業利益・営業利益率・当期純利益率推移

売上高は2020年に一旦落ち込んだが、2024年かけて増収見込み。
2025年の中期経営計画は達成できそうな状況。
営業利益率も10%を超えているのと、純利益率も5%を超えているため収益性は高いビジネスとなっている。

IRバンク・ニチリンHP

・地域別売上高

地域別売上高を見ると海外売上高が70%以上を占めており、北米・アジア(インドネシア)が大きい。

ニチリン有価証券報告書

・営業CF・投資CF・フリーCF推移

フリーCFは、営業CF増加に伴い増加している。投資CFは2021年から2022年までは抑え気味だったが、2023年は増加している。

IRバンク

・株主資本・有利子負債・現金同等物・自己資本比率推移

株主資本は、増収や高い利益率を背景に積みあがっており、自己資本比率も右肩上がりで伸びている。
フリーCF増加に伴い、有利子負債が減少するとともに、現金同等物も積み上がっている。

IRバンク

・BPS・PBR推移

株主資本増加に伴いBPSも順調に伸びており、3,500円を超えている。
一方、PBRは1倍に届かず割安となっている。

IRバンク

・一株配当・EPS・配当性向推移

EPSは2024年度前年度減少を見込んでいるが、配当性向は35%を超えており、高い水準となっている。今年度の業績次第では増配の可能性がある。

IRバンク

・株主還元


IRにもPBR1倍を上回る水準を目標にすることを掲げているため、株主還元の期待が持てる。

ニチリンIR

配当性向も2024年は38%、2025年は40%を目標にしているため、増配を期待できる。

ニチリンIR

・現在のバリュエーション

現時点でもかなり割安な銘柄となっている。

PER 7.84倍、PBR0.89倍、配当金150円、配当利回り3.9%
過去のPERを見ても妥当な水準いえる。

・現在の株価

現在株価は上昇トレンドで伸びており、8月下落前の水準まで戻っている。
今購入しても十分割安で伸びていく可能性が高いが、円高局面で一時下落したときに仕込むことも検討したい。

株探



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