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11 なんでもない時間

おはようございます。

休日は全然7時に起きれない雪白真冬です。

突然ですが、わたしはただぼーっとする時間が好きです。

家でぼーっとするのも良し、旅行先でぼーっとするのも良し。
頭の中で何も考えず、ただ風景を見ているだけの時間が大好きです。

中でも、わたしの好奇心のツボをついてくるのが、電車の車窓からの景色です。

鉄道オタクというわけではないのですが、わたしは常人より電車に乗るのが好きでして、新幹線や特急にのるとワクワクしてしまい、移動中は車窓からの景色をただぼーっと見ています。

自分がまるで知らない世界を冒険している気持ちになって、いくらでも見てられるんですよね。

記憶に残っているのは、家族で北海道旅行をしたときに釧路からSLにのったときの車窓です。

わたしは雪が大好きなのですが、車窓には広大な雪景色が広がっていました。おそらくは湿地帯、もしかしたら田んぼ道だとは思うのですが、地平線が見えると疑うほどのひらけた地形は、普段住んでいる土地では決して見られぬ景色であり、地面のすべてが銀色で埋め尽くされ、ぽつり、ぽつりと雪を被った針葉樹林が佇立していました。

それだけでも十二分に記憶に残る景色なのですが、さすがは北海道、釧路でした。その白銀の世界の中に、タンチョウが群れになって、自由に動き回っていました。

胴体には雪の色に負けないくらいの、輝かしい白色を帯び、首とお尻には白の対となる黒色を有し、顔の一部には赤色を差していたその姿は、優雅であり、美しい以外の語彙力を失ってしました(車内でスルメをたべながらの一幕です)。

まるで絵画のように感じられたその景色は、わたしの脳裏に強く刻み込まれ、釧路という土地、北海道という土地を大好きにさせました。

車窓からの景色は先の様子が読めず、自然が織りなす絶景が次から次へと流れていく。

わたしはまるで映画を見ているような気分で、窓に顔向けて、窓の先を見つめています。

街中の景色も面白いとは思うのですが、わたしはみんなが何にもないと言うような、原風景がそのまま残されているような景色の方が大好きです。共感してくれる人はあまりいませんが。

車窓からの景色、良いですよね?

さて、今日はここまで。

日曜日を楽しみまょう。


雪白真冬

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