叙情

日ごろ感じていることをそのままに記録していこうと思います。闇があるようです。だいたいいつも生きにくいです。(心理有資格)。スキくださる方、ありがとうございますとても励みになります。

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マガジン

  • 本のこと全般。絶版本。忘れられた療法。

  • 「推敲」

    紡ぎ。未完成です。世界のどこかの誰かの役に立つことがあるかも。

最近の記事

エティエンヌ・ド・ラ・ボエシの「自発的隷従論」について

「たしかに人間の自然は、自由であること、あるいは自由を望むことにある。しかし同時に、教育によって与えられる性癖を自然に身につけてしまうということもまた、人間の自然なのである」 p. 43 「よって、次のように言おう。人間においては、教育と習慣によって身につくあらゆることがらが自然と化すのであって、生来のものといえば、もとのままの本性が命じるわずかなことしかないのだ。と。したがって、自発的隷従の第一の原因は、習慣である。だからこそ、どれほど手に負えないじゃじゃ馬も、はじめは轡

    • PTSDに対する危機介入について

      騒動の発端となったnote記事の作者について、正直、私は非常に心配している。 この激しい状況を想像すれば、本人さんの心のトリアージ、これは間違いなく「まっ赤」でしょう...。 とにかく心配ですね。 こういう、いきなりの…突然の、それまでの当たり前が一瞬にして崩壊、転覆してしまうような心の危機的状況において、どこにも所属していない一般のその当人に対して、外部から何らかの「介入」を行うといった対応は、今のところ(っていうか、この先もずっとやろうけど…)、この国ではどうしたって

      • 私は森有正さんの著書「いかに生きるか」が大好きです

        森有正さんの「いかに生きるか」はもう絶版になってしまっていますが、とても良い本です。復刻されてもよさそうな本と思います。 森さんは神学者…になるのですか…、臨床心理の先生ではないですけど…、っていうか、ある人の「肩書き」なんぞhere and now原理主義者みたいな私にとってはほとんど無価値と思っているのですが、とにかく、厳密な意味で、私とはやっていることが違ったとしても、私はこの「先生」をすごくすごく尊敬している。 この本には、人として…というか「日本人」として…です

        • 秘密遵守について

          それにしても、顧客情報(client情報)を公に言いふらしてしまうなどというのはありえないんだが。 自分の力を広めたかったのか、自分の会社の実績を示そうとしたのか。もともとが出世欲求でいっぱいの人だったのか(上昇志向が強すぎたのか)。 どのような事情があったのか…。 言葉のちょっとした選び方の違いだけでも、ほんまにたったそれだけの違いだけで、人の受け取り方が変わって、超絶迷惑掛けてしまうってことあるのに。 わしら、人から聴いたことは基本誰にも言うことないですが。 (ちょ

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        • 4本
        • 「推敲」
          9本

        記事

          資格の話はここではやめとこうと思います

          私は、関係において「搾取的行為」とか「誠実でない」っていうことが、本当に本当に、好きではなく、見過ごすことができない人間です。 (年をとったので若い時よりはだいぶゆるくなりましたが…) ごまかしたり言い換えたりして、都合よく日和見的に行動している人を近くで見ると、一刻も早く距離を取りたいし、たとえちょっとした些細なことでも嫌悪感が自分の中に生じてきて、できるだけそういう人を避けたくなってきます。 (それは私自身の「課題」でもあるでしょう…) 私は要するに、世間で「馬鹿正直

          資格の話はここではやめとこうと思います

          記事タイトル

          生きれば生きるほど、周りを見ればみるほど「美」が遠のいていく…。 助けがいる。 「美」は、ほんまに貴重で珍しい。 なんて価値があるもんなんやろ。 いつも「美」と一緒に、できるだけ近くにおりたいけど、それはほんまにほんまに、難しい。 なんとなく、伝わったら、それでいいです。

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          「メンタルヘルス」という用語は人が生きていく上で本当にマイナスに働くのか

          「メンタルヘルス」という言葉は、人を貶めたり、侮辱したり、差別の対象にしてしまうような、そんな言葉では決してありません。 「忌むべき」呪われたもの、というような、まじで、詳しいことろくに知りもせんと無知の印象だけでカスみたいなイメージを押し広めるような態度や言い方はええ加減やめにしてくれるか。 なんとなく、伝わったら、それでいいです。

          「メンタルヘルス」という用語は人が生きていく上で本当にマイナスに働くのか

          Judith Hermanの「心的外傷と回復」についての私見

          この本は現行です。何理由かわからないが、過去(絶版)バージョンに比べて現行ものはサイズが小さくなっている。 小さくて分厚い本は開き癖が付きやすいのでやめてもらえないですかねマジで。なんなんだこれは。 内容は、重めです。精神医学の範囲。ストリートで軽く言われるような口語的トラウマのようなものが載っているのではなくて、病院で扱われるような重い範囲の内容です。とても大切なことがたくさん書かれている。 (重め、と言っても、ストリート的トラウマを考える上でももちろんとても参考になる

          Judith Hermanの「心的外傷と回復」についての私見

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          なにかを選んだら、なにかを犠牲にしてしまう。 なにかを選んだら、他のなにかを選ばない、ということが起こってしまって、そのことによって結構な苦しみ、苦悩が生まれる。 正直、助けてもらいたい。 このことに気づいている人は、どのくらいいるんやろう。 なんとなく、伝わったら、それでいいです。

          記事タイトル

          著者との向き合い方について―主に専門書

          好みの流派、著者、色々あると思いますが、ある一つの著者や方向性を、極端に理想化したり、倒錯的に愛したり、祀り上げたりするのははっきりいって危険です。 とにかく色んな著者の本に当たってみる方がいいです。 そしていろんな本から、いろんな良いところを、自分で、主体的に、選んで、それらを吸収していくように心がけてください。 いいですか。心理学の範囲に収まっているような本だけではありません。もちろん、哲学も含まれます。 人の気持ちを勉強するのに、本のジャンルなど関係がありません。

          著者との向き合い方について―主に専門書

          大切な本の中の1冊

          河合隼雄さんの「心理療法論考」はすごく心に残っている一冊。私の心理学の勉強はこの本から始まった。言うたら私の心理学のスタート地点。 根。 この本をよく読んでいた頃の、思い出も一緒に封じ込められているのでかなり特別な本。大学の図書館で棚から抜き出して、その場で何回も、何回も、立ち読みした。 そんなことを繰り返していたらどうしても欲しくなってきて、買うことに決めた。Amazon。当時約5000円。むちゃくちゃ高い。届くまでは本の状態が心配だったが、図書館でいつも読んでいたも

          大切な本の中の1冊

          「善」は必要ないのか

          現状(っていうか、人が存在してからほとんどずっと…そしてこれからも)、大衆が「善」よりも、結局は「上手な幻想を好む」ために、本質から遠く遠く離れた「騙し・欺き」の方がほとんどの場合かなり都合が良いようだ。 そしてなんやこれ。 この騙しと欺きを「受け入れていくこと」、「身に付けていくこと」が「大人として」あるいは「人のあるべき理想の姿」として評価される(力がある、とされる者たちから) はっきり言うてええか…。 わたしは…。 わたしは…、この、アホみたいな「前にならえの多

          「善」は必要ないのか

          心の専門家がおすすめする10のこと

          んなもん、あるわけないです。 良いこと、っていうのは、そんな簡単にできません。 無理です。 ぱっと見、聞こえのええ謳い文句ちらつかせて、baitで釣ってくる拝金主義者 or …インプレッション目当ての餓鬼どものペテンや詐欺に引っかからないようにしてください。 これらのhow to化された文句がどのような悪影響をもたらしうるかというのは… 例えば、そこに挙げられているいくつかのことを、自分はどうしても実行できない、というような場合に、自分を責めてしまうことになって、結局

          心の専門家がおすすめする10のこと

          来ましたここに ―noteってとこに

          私はくだらなさ全開の有名どころソーシャルメディア(主にx)にゲー出そうなるほど嫌なってきて、いよいよ限界に達したのでここに来てみました。 ここはnoteっていうところらしいです。 このSNS(x)によるむかむかさせられる悪臭の、嫌悪のもとになっているものを以下にざっと挙げてみたいと思います。 ぱっと見の視覚的インパクトだけを追求、切り取った、興味本位な最高にくだらない、短編動画及びGIF 熟考されず、深くも考えられていない、堕落した享楽主義者みたいな、要するにただの馬

          来ましたここに ―noteってとこに