見出し画像

移住ってハイリスクすぎません?

こんにちは、坂内です。

来年の4月に福島へ移住します。
もともと実家が福島だったので、いわゆるUターンになります。

自身が生まれ育った土地とはいえ、決断には勇気がいりました。
移住って、ハイリスクなことだらけだなと思います。
実際に住んでみないと分からない…。

今日はどのような点がハイリスクだと感じたかお話ししたいと思います。
※あくまで個人的な意見です。

1.学校・教育

まずは学校についてです。

私には小学生の長女、幼稚園の次女、未就学児の三女がいます。
今回の移住においては長女・次女の転校・転園が問題となりました。

もちろん子供たちの友達との関係について、ひと悶着ありました。
第一声は「やだよ~!」と言ってきた長女ですが、Uターン先で待っているじいじ・ばあばとの楽しい生活を想像して、前向きになってくれました。

問題は、学校・教育の情報です。
地方の学校や周辺の塾の情報が少なすぎるのです。

どんな学校や塾があるのかは調べれば出てきますが、
・どのような雰囲気の学校なのか?
・行事・イベントはどのくらい頑張っているのか?
・先生の評判は良いのか?

などは、調べてもなかなか分かりません。

調べて出てくる情報と言えば、年々少なくなる全校生徒数の推移。
これは私の家族にとってはマイナス情報でした。
どんな学校か分からないし、人数が減っているところに転校するの?と。

一方で、首都圏の学校は生徒の呼び込みに力を入れているだけあって、たくさんの情報があります。
「このすてきな学校行事、三人とも経験してほしかったな…」とつぶやいた妻のひとことはかなり堪えました。

最近はお試し移住という方法もあるようですが、学校は試しに転校してみるということができないですよね…。
移住を考える子持ちの家族に対しては、ぜひ学校・教育の情報をこれでもかというほど提示してもらえると嬉しいです。

2.地域との付き合い

次に地域との付き合いです。

私は自分が生まれ育った町なので、両親がどのような温度感でご近所付き合いをしていたか・地域の活動に参加していたかはなんとなく分かります。

しかし、妻や子供たちにとっては何が待ち受けているか分からない怖さがあります。
ぶっちゃけよく分からない風習が多いのです。

そのイベントに参加する優先度が最上位なのはなんでなの?とか
どうしてこんなにたくさんの寄付をしてるの?とか
お隣さんとの境界線あいまいすぎない?とか

あげればいくらでも出てきます。
そういうもんだと思っていた私は、逆になぜそうなのかうまく説明できなかったりします。

どなたか、地域の付き合い方(特になぜそんな風習があるのか)をまとめたマニュアルを整備していただけないでしょうか?

3.不動産の価値

最後はちょっといやらしい話なのですが、不動産(土地と建物)の価値です。
移住するにあたって、私は家を建てました。

土地代はほぼかからず上物だけだったので、費用を抑えることができました。でも、そもそも土地代が安すぎることが心配なのです。

首都圏であれば、「家を建てたりマンションを買えば”資産”になるでしょ」と考える方もいると思います。
実際に、中古で物件を売ったら予想外に高い値が付いたという知り合いも多いです。

でもそれが田舎になるとどうでしょう?
そもそも売れるほどの資産になるのでしょうか?

古民家のリノベーションも考えたのですが、やっぱり子供たちを快適な家で育てたいという思いから新築を建てました。(むしろそうでないと家族の同意は得られなかった…)

この点については、誰がどうすることもできないかもしれません。
少しでも地域が魅力的になるよう私が頑張るしかないか。

それでもやっぱり移住したい!

すこしネガティブな内容になってしまいましたが、私はそれでもやっぱり移住したいです。

ハイリスクであっても、ハイリターンがあれば決断することができます。

私にとって次のことが魅力的でした。
・自然の中で子供たちを育てられること
・両親も含めた家族と一緒に暮らせること
・自分の理想とする働き方・生活ができること(農業ができること)

やっぱり楽しいことを考えるほうがいいですよね。
地方は、住む人の創意工夫でいくらでも面白くすることができると思います。
引き続きnoteでは、地方の暮らしを面白くするアイデアなど発信していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!