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魔女の悩み相談室「毒親編」

今回は毒親についてお悩みの“リンちゃん”からの相談をご紹介します。

「はじめまして、父親から受けた虐待で、父に対して憎しみしか持てない事について相談させてください。何から話せばいいのか・・・とにかく私は父が憎くてたまりません。男に生まれていたら、きっと殺していたと思います。それなのに未だに父の庇護の元で、のうのうと暮らしている自分が嫌です。父自身も彼の幼少期にアル中だった彼の父親から酷い暴力を受けていた、と何度も聞かされました。彼が、つまり私の父がサバイバーで、私をサンドバッグ代わりにしてしまう理由があるのは心理的に理解できるのですが、問題は私が憎しみの対象から愛の代わりにお金を貰って生活している事です。父は何かというと、すぐにお金で解決しようとして、私の願いをことごとく蔑ろにしてしまうのです。小さい頃からそういう面でものすごく愛情に飢えていたと思います。それが原因なのか、付き合っている彼にも深い情みたいなものを感じることができず、結婚する気になれません。小さかった頃、私はお金じゃなくて、父にただ可愛がってもらいたかったのだと思います。でも父自身が貧乏に育ち、お金に強烈な執着があるようで・・・彼もまた愛に飢えているのでしょう。今現在、私の人生で一番大切な自尊心を、暴力と暴言で根こそぎ奪ってしまった父を憎むことしかできない私はどこへ、誰に、何を求めれば良いのでしょうか?」

魔女からのお返事
「リンちゃんへ  お父様は、娘のあなたにきっと彼が一番欲しかったものをふんだんに与えたいのかもしれません。貧乏時代にきっと彼は苦労して、お金で何でも解決できると学んだのではないかな。だから娘のあなたにはお金の苦労を絶対にさせたくないのかも。彼にとってお金は愛なんでしょう。
リンちゃんは愛とお金を別々に考えているようだけれど、価値という面で、お父様から見たらそれらは同じ、だからお父様はリンちゃんに愛をたくさん与え続けているのだと私は思います。
さて、リンちゃんがどこへ、誰に、何を求めれば良いのか?この質問の答えにあなたの人生の全てが入っているようです。
私から見ると、その答えは「自分自身」なのだと思います。
あなたの自尊心は誰にも奪えません。
奪われた、と決めているのはリンちゃん自身であなたの自尊心は無くなってはいないと思います。無い、と感じているならば、きっとどこかにしまい込んで忘れてしまったのかも。今から見つけ出しましょう。
方法はお父様に向けている憎しみの質と向きを変えるだけ。
あなたの憎しみの裏に隠れているのは“愛されたいけど無理”という満たされない願いだと思います。それはご自身を満たすことで向きと質を変える事が出来ます。自分自身を愛情で満たしてあげる事、それは、ただ自分として生きる事なんでしょうね。それができるのはあなただけです。
お父様のことは彼自身にお任せしておくのが良いと思います。
では、あなたに魔法の言葉をお送りしましょう。
「あなたの自尊心を培えるのはあなただけ」
ではまた次回♡



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