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アルジャーノンに花束を
正月休みを利用して読んだ
けんごの小説紹介で知った
物語は経過報告という日記形式で話は進むが、主人公のチャールズは知的障害?で、頭が良くなる手術をしてくれる先生の元に行き、そこで迷路を教え込まれたアルジャーノンという名前のネズミと勝負することになる。
最初はアルジャーノンにても足もでないチャールズだったが、手術によって次第に成長していくうちにアルジャーノンと競るようになってくる。
その中で次第に2人(1人と1匹)の絆も深まっていったが、先生は見世物として学会で発表することになったが、二人は逃げ出す。
そこで隣に住んでいた女性と深い仲になったり、元々働いていたパン屋を訪れたり、いじめられ続けていた親の元に行ったり、チャールズは人間らしい生活に戻っていくが、だんだん頭も元に戻っていき、なんなら更に悪化していくことになる。
そんな中アルジャーノンが亡くなってしまう。
チャールズはどんどん衰退していく頭脳の経過を自分なりにまとめ、最後はもとに戻ってしまう。
頭脳が進化して今まで気付いてなかった、友人からのバカにされた態度や親からの虐待などに気付いてしまって、これまでバカで気付いてなかったことに気付いてしまう切なさや悲しさがリアルで、本人はずっと悪気がないのに相手の態度が変わってしまう様は現実でもあるものだと感じた。
アルジャーノンとチャールズに幸あれ🐁👦