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#57ニクヨさんからの~東京タワー~

肉乃小路ニクヨさんが好きで
よくYouTubeを拝見しています

いつだったか、
新潮社名物編集者の中瀬ゆかりさんがゲストでした
このときゆかりさんが
「パートナーに何でも求めるのは無理がある」
とおっしゃってて、私は膝を打ちました。
「・ご飯食べてもおいしくて
・お酒飲んでもたのしくって
・映画見ても感想を言いあえて
・アウトドア行っても楽しくて
そいでもって哲学対話みたいな深い話もできる
みたいな万能な人間はいない!」
激しく同意!!!

どうしても分かち合いたいなら
用途に合わせて
お友達を作ればいいと思う。

「別々に暮らしていても
共に生きることはできるわ」

「東京タワー」は、年上の女性と恋に落ちるふたりの男の子を描いた小説ですが
夫がいる女性、詩史に、20歳そこそこの男の子、透が
「夫と別れてくれ」「結婚してくれ」とせまったときに
詩史が放った言葉です

この本好きで、風呂場で何度も読み返してました
読んでた当時は
「詩史とんでもねー女だな」と思いましたが

「わからないままで、私のそばにいて」

詩史は、そう言ってる気がする
そんなひねくれていては
幸せはやってこないよ
それも一理です
でも、人間は矛盾だらけです。

人はそれぞれ
他者との適当な距離が、ほんとにそれぞれ、違う

結婚したから、配偶者と一緒に暮らす
子どもが生まれたから、大きくなるまで一緒に暮らす
これを強要されたら
わたしならかなわないなぁと思う
いっしょにいなきゃ
なかよくしなきゃ
ってしばられたら苦しいです

たとえば
なんで
子どもが欲しいだけなのに
もれなく夫がついてくるの?
この疑問に答えられる人がどれだけいるんだろう。

結婚したって、ふだんは別々に暮らして
イベントの時に集まるっていうルールもありだと思います
互いの誕生日
お正月
お花見
七夕
クリスマス・・・
なんだろう、家族だけの大切な日もあると思う

集まろうよって約束して
愉しい時間を過ごそうと協力しあうことが
しあわせっていうんじゃないかしら。
喜びそうな料理を作る
もりあがりそうな話題を準備する
のめないお酒を買いすぎてイジラレル
決めた時間に間に合うように、スケジュールを調整する・・・

そのほうが
困ったときに相談しやすくて
助けやすい関係性になるようにおもいます

もしこんな考えが
「結婚すんのも悪くないかもなぁ」
「親になってもいいかなぁ」
につながってくれたら
とてもうれしい。

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