ポンプの怖いところ
インスリンポンプ(CSⅡ)療法を糖尿病歴2年の16歳の頃に始めて18年が経っています。
いろいろと慣れてるし嫌だと思うこともあれど、コントロールは格段に良くなり生活にも対応できるようになりました。
使って良かったと思っています。
ただ、怖いところは「薬が入らない」ということが起きてしまう危険。
少し分かりづらくて申し訳ないのですが、こちらが体内に挿入している管ですね。
これは新しく交換したばかりなのにおかしいと思い外したものです。
先が折れているのが分かるでしょうか。
こちらは何らかの理由でうまく体に入らず、体の表面で折れていました。
どういうことかというと、最初は管の部分に針が通っているので針で体に刺す→針を抜いて体に管だけ挿入→管を通して体内にインスリンを注入
ですが、今回言葉で説明できないのですがなんかおかしいな?ミスった?という感覚がありました。
そして夕食時にインスリンが注入されないエラーの表示。
確認を含めて夕食後に別のものも食べてインスリン注入。それは問題なし。
数時間後血糖値を見ると高値(400以上)
きちんと測ると422でした。
これは…と交換しようとした結果が上記の写真ですね。
このように管が体外で折れて挿入されない、体液などで詰まるなど何かしらの問題でインスリンが規定量、もしくは全く入らないということが起きてしまうことがあります。
今回の夕食時に注入されないとエラーが起きることもありますが、ボーラス量が少ないとエラーが起きないこともあります。
現に2回目は問題ありませんでした。
仮に食事をしなくてもベースも入らないので、寝ている間にかなりの高血糖にはなります。
このまま気付かず仕事や学校に行くとどうなるか
実際に過去それほど高くならず、エラーも起きずに気付かないまま出勤したこともあります。
ただ、そうなると血糖値は600超えることも出てきます。
明らかに体調がおかしい、風邪とかの類ではない、経験則で異常な高血糖が起きていると気づいて予備のペン型インスリンで対応はします。
それでもすぐには効かないですし、気付いた頃には遅く「頭痛、気持ち悪さ、極度の疲労感、嘔吐、吐き気、体が動かない」などの症状がかなりきついレベルで起きます。
また低血糖のときと同じく「記憶がない」ということも。
こればかりはポンプ交換時には注意して血糖値を確認する以外の対処法がなく、起きないようにする手段がないのです。
ただ気付きやすくするために私は
・食前に交換する(交換後に食べる)
は徹底しています。
インスリンが入っていない状態で食べれば極端に血糖値が上昇して気付きやすくなりますからね。
食べなければ200程度のポンプに問題あるのか微妙なラインにしかならないこともあるので、ポンプ交換後は絶対にしっかり食べます。
本当に便利ではあるのですが、この点に関しては本当に怖いです。
今回は早めに気づいて交換できましたが、一時的にでも400超えるとかなり体がきついです。
明日も仕事なので補正のボーラスだけ入れてお風呂に入りました。
お風呂で下がってると良いなと上がってから見た数字は
全く変わらんやんけ!!!!!!!!!
測定すると397と微々たる結果。
422の時点で7単位入れてるんですが、1時間半ではほぼ下がらず。
ただ時間計算して改めてボーラスは追加しました。
朝には130程度にはならないと、そこからさらに高血糖を起こして仕事にならないので困ります。
というか、仕事できる状態でなくなってしまう。
元々正社員で働いていたのですが、極度の低血糖で通報されたことや仕事自体に思うところがあり現在は派遣として働いています。
それも年齢的に大丈夫かと不安だったり、金銭的にもやばいなと思うことはあります。
ただ、2〜3年だけと決めているのでその間に血糖値コントロールを正常に、低血糖を起こさないことを目的にしているところでして。
こういうのもできる限り起きない何かを考える、高血糖の時の楽な方法とか体の慣れとか身につけたいですね。
起こさないのが第一だけど。
皆さんも非常時のトラブルが起きませんように。
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