11月12日、13日
関西リフォーム会が完了して、福岡に戻ってきた。
タケゾウさん直下の精鋭部隊は12日間連続のリフォーム稼働だったが、怪我や事故なく、無事にリフォーム会をやり切っていて、まず良かったなとと言うのが第一感。
ワイの指の怪我も、リフォーム会が始まる直前に負傷して、この2週間の間にほとんど完治した。後半は、傷に絆創膏貼って、その上を養生テープで補強して、手袋してリフォーム作業ができるまでにはなっていた。良かった良かった。
さて、何を隠そう、次のリフォーム会の主催(施主)がワイなのである。
数々のリフォーム会を通じて、色んな施主を見た。あえて二種類に分類するならば、資材やリフォーム部品の準備が良い施主と、準備をぜんぜんしてない施主である。
準備が良い施主の現場は、わたくしどももずんずんリフォームを進めることができる。材料が揃っているからこそ施主も現場に滞在できて、ここどうする?あそこどうする?こちらの取り合いはどうか?あすこの収まりをばいかんせん?を、逐次確認することができる。テンポよく進むのである。
が、準備の悪い施主(抽象概念としての)は、買っておくべき資材をお願いしたのに買っておらず、常に後手後手で、ずっと買い出しに出かけていて不在である。
「この材料とこの部材をリフォーム会当日には用意しておいてください」
と伝えていたにも関わらず、
「詳細が分からなかったから買ってなかった」「忘れていた」
とか子供みたいな言い訳をする。まあ良いんだよ。進まないのは自己責任だから。材料が無ければわたくしどももリフォーム進めようが無くてぶらぶら遊ぶことになるし、本来ならば軽く終わらせられたはずの工程が時間切れで未完に終わるが、それは了承いただくほか無い。
本業が忙しかったと言うならば、本業でそのぶんのカネを稼いでいることだろう。
準備が悪い、依頼ごとをやってない、というのは、端的に言って仕事ができない人間という他ない。
ワイは総合的な人生観において、その人が仕事ができるできない、という価値基準はほとんど重視していない(それが勤め人的ということもあって)のであるが、それは独立自営で生きて行く人間にとってある程度「仕事ができる」という要素はごく自然に備わっているものであり、そんな低レベルな話はできて当たり前という前提のうえに立脚しているからなのである。
と、まあ、ありもしない架空のボンクラ施主(各施主様の最も準備が悪い部分を摘出し収集して作り上げた)をボコボコにくさしておいて、ワイ主催のリフォーム会の励みとしておきたい。
とにかく現場に来ることだなと。
現場の数をたくさん踏んだ人は、自分が施主になった時にものすごく準備が良くなる。何がどれぐらいの量、いかほどのスピードで進むか、イメージできているからだ。
リフォーム会現場に来ないまま、いきなり施主をやってしまった場合、たとえば、クロスは買っているけどジョイントコークが無いとか、クッションフロアは買っているけどボンドとボンド櫛が無いとか、塗装用のペンキは買っているけど刷毛やら養生テープ類が全くないとか、
「主役級の材料ではないがこの道具が無いと進まない」
という脇役系の材料がことごとく欠落しているのである。それは経験不足だからだ。
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