Melodifestivalen雑感
昨年は中止になってしまったユーロヴィジョンですが、今年は開催される予定です。
ということで、現在スウェーデンのユーロヴィジョンソングコンテスト代表を決めるべくMelodifestivalenが絶賛開催中です。
これまでは5週に渡って地方会場を巡ったあと、ストックホルムでファイナル開催でした。
しかしながら今年はすべてストックホルムのスタジオにて無観客開催で、2021年のファイナルは3月13日です。
日本にいると特に興味がわかず観ることのなかったMelodifestivalenですが、今年は気が向いたので観ています。
あまり出かけることもないからですかね。
スウェーデンテレビのページで日本からも観ることができます。
便利な世の中ですね。
観ているとなんだか以前のものも・・・という気になり、ここ数日観ていました。
懐かしかったり、初めてだったりと楽しんでいます。
もやもやとあれこれ考え始めたので整理がてら雑感を書いてみることにしました。
観ていてまず感じたのは、出場曲よりも票の集計のための時間中に披露される曲が観ていて興味深かったです。
例えば毎年前年の勝利曲のカバーがファイナルで披露されます。
元の曲と比較するとなかなかおもしろいです。
英語の歌詞がスウェーデン語に変更されたり、全く違う曲調にアレンジされたりいろいろです。
演奏している人たちの人選はどういう風に決まっているのでしょうか?
ほかにもそのショーのためだけに作られたであろう曲を司会の方々が歌っています。
司会者の中で歌手ではない人もいますが、それでも歌っています。
踊ってもいます。
エンターテイメントですね。
そして、エンターテイメント業界の難しさも垣間見えました。
毎年この時期に生放送されて盛り上がるMelodifestivalenですが、出場してファイナルに進出したからといって安定した人気を得られるかといえばそうではありません。
さらに言えば優勝したからといってその後も活躍し続けられるかといえばそうでもありません。
Euphoriaという曲で2012年のMelodifestivalenで勝利し、さらにはユーロヴィジョンでも優勝したLoreenはその後大人気かといえばそうとは言えないかなと思っています。
それとは反対に優勝したことはなくともその後人気が出る人もいます。
Sarah Dawn Finerは出場者として二度、司会者として二度参加しています。
それ以外にもちょこちょこ登場しており、Melodifestivalenではおなじみの人になっています。
2020年のユーロヴィジョンの代わりにスウェーデンで放送された番組Sveriges 12:aの司会も担当しています。
もちろんあの人は今?状態の人も、記憶のかなたに行ってしまった人たちもいると思われます。
それにしてもずいぶんとスウェーデンといってもいろんな人がいるなと改めて考えました。
音楽のジャンルも様々ですが、それよりなにより出場者の人種や背景が多種多様です。
日本も以前と比べると変わってきているとは思いますが、スウェーデンと比べるとそうでもないなと感じました。
ほかにももやもやと浮かんでくる雑感があるのですが長くなりそうなので、次回に続きます。
冒頭の写真はMelodifestivalenとは関係なく、毎年2月に始まるbokrea本のセールの店頭の写真です。
辞書がお得価格になるのは必要な人にとってはありがたいと思います。
けれど近ごろはどれくらいの人がアプリなどではなく、本の形をした辞書を使っているのでしょうかね?