続Melodifestivalen雑感
Melodifestivalenを数年分観て気付いたことを引き続き書いていきます。
Melodifestivalenでは曲が披露される前に作詞作曲者が紹介されます。
それによると複数人で制作された曲がほとんどです。
3人4人の共同制作は普通です。
意見をまとめるのが大変そうだなと思うのですが、さすがにプロなのでそこは上手くまとまるのでしょう。
そして同じ人が同じ年に複数曲制作に関わっていることもしばしばです。
例えば今年2021年でいうと"Baila Baila"という曲と"One Touch"という曲の制作者は同じで、この2曲と"Voices"という曲の制作者はほぼ同じです。
もっというとこの3曲の制作に関わった人たちのうち数人は"Every Minute"という曲の制作にも関わっています。
さらには毎年楽曲制作に参加している人も多いです。
歌っている人は様々なのでわかりにくいですが、常連さんですね。
ここ20年ほどは毎年違う人が勝利しているのですが、楽曲製作者を見るとそうではありません。
例えばFredrik Kempeという人はここ数年良い結果になっていないようですが、2008年、2009年、2011年と2014年の優勝曲の制作に関わっています。
そして2013年に”You”で優勝したRobin Stjernbergは2017年の勝利曲"I Can’t Go On"の制作人者に名を連ねています。
細かい話になってきましたね。
そんな細かいことを気にせず観たほうが楽しいと思っているのに。
さて、今年のMelodifestivalenもあと残すところファイナルのみです。
個人的に"90-talet"という曲がいいと思ったのに、早々と脱落してしまったのが残念です。
Melodifestivalenのファイナルは視聴者の投票だけではなく、審査員票も結果を左右します。
必ずしも視聴者票を一番多く獲得した曲が優勝するとは限りません。
視聴者票を一番多く獲得したのに、審査員票が伸びずに1位にはなれなかった曲はしばしば見受けられます。
歌っているご本人はどういう気分なんでしょうか?
ユーロヴィジョンで上位に入るには人気だけでなく、楽曲のよさとか歌唱力とか幅広い視点が必要だから審査員票があるのでしょうか。
勝負って難しいですね。
ところで、3月7日はMelodifestivalenとは関係ありませんが、スウェーデンではPunschrullenの日だそうです。
Punschrullen(プンシュロール)とはDammsugare(掃除機)とも呼ばれるお菓子で、スポンジケーキなどを細かくしたものや砕いたクッキーを混ぜてプンシュというお酒の風味を付け、緑のマジパンで包んでチョコレートでデコレーションしたものです。
わかりにくい説明です。
冒頭の写真の左側と右側の一番下にあるのがそれです。
個人的にプンシュ風味が苦手であまり食べたことはありませんが、スウェーデンでは定番です。