政策金利と株価の関係
一般論として政策金利の上昇は
株価にとってマイナスです。
理由は金利の上昇は経済活動を鈍化させ
企業の借り入れコストを上昇させ
決算を悪化させるからです。
NASDAQの週足チャートです。
赤い線が2つありますが
この間の期間が金利上昇局面です。
青い線以降が利下げ局面です。
赤線2つの間は株価が横這いになっています。
利上げが打ち止め、
2本目の赤線以降は
株価が上昇しています。
金利が上昇すると株価が低迷。
金利が下がると株価は上昇。
これが一般論です。
今回の期間のNASDAQの週足チャートでは
赤線2つの間の株価が上昇しています。
1つ目に紹介したチャートとは対照的です。
利上げ局面でも株価は上昇することがあると言うことです。
不動産バブルに沸いた2000年代半ばのNASDAQです。
金利上昇局面である赤線2つの間は
株価が乱高下を繰り返すレンジ相場になっています。
これは一般論に準じています。
日本が不動産バブルに沸いた1980年代後半から
日本がデフレに陥った1992年までのNASDAQです。
金利上昇局面である赤線2つの間は
中盤までは横這い、
終盤にかけては株価は上昇しています。
一般論とは対照的です。
青線から青線までの間は利下げ局面ですが
中盤までは株価は下落しています。
利下げ=株価上昇と捉えると
含み損を多く抱えてしまいます。
コロナ前とコロナショック後の米国株バブル時のNASDAQです。
1980年代後半のNASDAQとは対照的に
青線から青線の間の期間、
利下げ局面で株価は上昇しています。
利上げ局面に入る前
赤線から赤線の間に入る前に
NASDAQは下落を開始しています。
金利が上昇していた赤線から赤線の
中盤から終盤にかけては
株価が上昇しています。
これは一般論に反します。
この5つの検証でわかるように
金利の上げ下げだけでは
株価が上がるのか?下がるのか?
を判断するのは難しいと言えます。
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