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過去チャートで知る景気後退・不況・円高ドル安に強い日本株
円高に強いのは
日本国内内需株です。
米国経済をはじめ
海外主要国の経済が低迷すると
日本国内の経済も低迷します。
理由は現在の世界は
グローバル経済だからです。
ドル安円高という為替バランスは
アメリカにとってマイナス
日本にとってもマイナスなため
経済が低迷しやすいのです。
これから起きる円高局面では
銘柄選定が難しくなります。
1998年8月から2005年1月の
ドル円チャートを見ます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703969260900-OFRk95nOyH.jpg?width=1200)
期間:1998年8月~2005年1月
ドル円は
1998年8月11日1ドル147.26円(ピーク)
2000年1月3日1ドル101.59円(底打ち)
2000年11月8日1ドル107.29円(上昇開始)
2002年1月24日1ドル134.77円(ピーク)
2005年1月14日1ドル102.03円(底打ち)
これを踏まえた上で
1330(日経平均ETF)を見ます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703969923333-GU93tWXSgi.jpg?width=1200)
期間:2001年7月~2005年3月
1330の株価は
2001年7月13日12300円(ピーク)
2001年9月12日9300円(底打ち)
2001年11月26日11090円(ピーク)
2002年2月6日9460円(底打ち)
2002年5月27日12090円(ピーク)
2003年4月25日7730円(底打ち)
2004年4月26日12270円(ピーク)
ドル円は
2000年11月8日~2002年1月24日まで
円安基調でしたので
株高になっているはずです。
1330は
2001年7月13日~2001年9月12日は下げ相場
2001年11月26日~2002年2月6日は下げ相場
大きな下落を2回挟んで
円安局面でも株価が下がっています。
理由は為替相場の影響よりも
米国株式市場をはじめ
海外市場の動向の方が
日本相場に与える影響が大きいからです。
![](https://assets.st-note.com/img/1703971479146-JYpm0V1E6s.jpg)
ドル円は
2002年1月24日~2005年1月14日まで円高基調でした。
1330は
2002年2月6日9460円~2002年5月27日まで上昇相場
2002年5月27日~2003年4月25日7730円まで下落相場
2003年4月25日7730円~2004年4月26日まで上昇相場
下落しても上昇しているではないかと
勘違いされるかも知れませんが
2002年5月27日につけたピークは12090円
2004年4月26日につけたピークは12270円
と約2年経っても株価は
ほとんど変わっていません。
円高トレンドになると
上値が抑えられて
株価上昇が起きにくくなります。
日本市場指数の1330が低迷しても
強かった銘柄があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1703982776414-Frcq4BmsZ1.jpg?width=1200)
期間:2001年7月~2005年9月
9007:赤緑
1330:ピンク
9007(小田急電鉄)は不況に強い銘柄です。
配当利回りは現在1%程度あります。
配当利回り1%とは
9007の株式を1年間
例えば10万円保有すると
1000円の配当がつきます。
銀行に10万貯金するよりも
9007の株式を保有し続けたほうが
株価の値上がり益と
配当を両方得ることができるので
賢いと言えます。
日経平均ETFである1330と
鉄道大手である9007は
概(おおむ)ね似た動きをみせますが
9007のほうがアップダウンが少なく
少しづつ上昇しているのがわかります。
景気減退期というのは
世界全体が不景気になるので
株式市場も低迷しやすいです。
その中で堅調に推移する株式は希少です。
国内を主戦場とする鉄道関係は
不況に強いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1703984089694-2NOvvUMJzC.jpg?width=1200)
期間:2001年7月~2005年9月
9007(小田急電鉄)と同じく
国内を主戦場とするのが
9010(富士急行)です。
富士急ハイランドをはじめとする
アミューズメント施設やホテル、
高速バスや観光バスに強みを持ちます。
1330が急落している場面でも
9010は持ちこたえています。
不況に強い9007も9010も
底堅いことが魅力ですが
上昇相場の時の
上昇幅が小さいため
大きく資産を増やしたい方は
他の銘柄に分散投資をすることを
オススメします。
日本株とは言いがたいですが
1540も不況に強い金融商品です。
![](https://assets.st-note.com/img/1703985499276-MDktAkYwmU.jpg?width=1200)
期間:2001年7月~2005年3月
1540とは純金信託で
三菱UFJが管理しています。
金価格と連動するように設定された株式で
現物の金を買うことなく
金の取引ができる優れたものです。
1540は2010年7月2日から東証に上場しています。
1540は金価格に連動しますので
XAU(ドル建て金価格)と似た動きをします。
日経平均ETF1330とXAUを比較すると
1330が低迷していても
XAUは順調に上昇しています。
金が上昇すると
1540も上昇しますので
個別株だけでなく
1540を保有すると
資産の減少を防ぐことができます。
これも日本株ではないですが
1487を保有する方法もあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1704018122120-oKxGWqwcBg.jpg?width=1200)
期間:2001年7月~2005年4月
1487は米国債ETFです。
上で紹介した金ETF1540ほどの
値上がり益は期待できませんが
配当利回りは2%程度あります。
1つだけ弱点があり
高金利になった場合
価格が急落する場合があります。
ニュースを見て
利下げが起きそう
株価が下がりそう
と判断した時に1487を買えば
株価が値下がっても
1487で利益を上げることができます。
ニュースをあまり見ない
判断が難しい場合は
1540で十分です。
読んで頂きありがとうございました。