傾聴の魔力どっちにころんでも魔の世界だった話
カーネギーはご存知だろうか?
人を動かす、などの著者で1000万部を超えるベストセラー作家である。
さて、その「人を動かす」のはじめのほうに自己重要感という項目がある。
自分はこの社会において、重要であるという考え方のことです。
殺人者でも自分は正しいという考えをもっており、自己の重要性をみたすことは「渇望」と表現されています。
みんな、自己重要感をめっちゃ望んで生きています。
さて、その人を動かすなんですが、「傾聴」という項目があります。
「自身の重要感をみたす」のにも効果があります。
じぶんの話すことばをじっくりきいてくれるとうれしいですよね。
自己重要感が満たされていきます。
わかります。過去記事
話を聞いているだけで、めっちゃ話がうまいと評価されたりもします。
つまり自身の重要感をみたしてくれる人🟰話の上手い人と変換されるみたいです。
ただここで問題がありました。
私にかぎっていえば長時間話を聞いていいことになったためしがないんです。
これはいったいどうしたことだ?
たしかに、話をきくとみんな喜んでくれる。
目を輝かせていたりもする。
わかる。めっちゃわかる。
過去のnoteにも書いたくらいにインパクトを与える。過去記事
ここ2ヶ月ほど体調がわるかった。
原因は話を聞きすぎたせいだと思いあたった。
なぜ体調が悪いかわからなかった。
よく食べ、よく寝てる。確かに栄養は偏ってるかもしれないけど、、
「ねえ、会社の帰り元気ないよね」
と同僚に言われて気がついた。
ああ、そうだ
あのおっちゃんだ。
そう、私は最近おっちゃんの話を聞く係りになっている
厳密にいうと利用者と支援員という立場で内容は相談という名目なのだけれど
おっちゃんの話のほとんどが不平、不満、愚痴である。
「あー、なるほど、そうですねー」
くらいしかいえないのだが、わりときちんと聞いている。
ある日このおっちゃんが、自分のpcのIDとパスワードがわからないから教えてくれと言ってきた。
そんなもん知るわけがない
思っただけでなく、口にでた。
「さすがに、それは知らないし昨日設定してましたよ。メモってた気がしますけど?」
メモを探すとパスワードを書いた紙がでてきた。
よっかかりかたがすごい。
利用者が書く日報にも私と話すと元気が出ますとかいてあった。
私の元気は無くなっているというのに。
すいとられてるなこれは
私の元気が吸い取られてるとこのときに気がついた。
共感性が高いせいもあると思う。わりと話の中にまで意識がいってしまい
対等な関係で話をきいてしまっていました。友達みたいに。
文字面をそのまま受け取ってはいけないことを学んだ。
ちなみに、その通所者は私のことが嫌いになり罵詈雑言を他の職員に吹聴し転籍していった。
カーネギーは傾聴はいいと言っていたが、これはあくまで同等以上の波長の持ち主同士の話であってぐちや泣き言なんかは聞く価値がないどころかマイナスにしかならない。ならなかった。
あたえたものが帰ってこない
与えたから返してほしいなんて全く思っていないんだけど、徒労感しか残らないのは自分のためにならない。
自分を愛し、他人を愛す
の順番通り、自分をいたわるために、他人のぐちを聞くことがマイナスなら聞くべきではない。仕事も適当でよい。自分より大事な仕事なんてない。
でもカーネ‐ギー嘘つきじゃん
でおわらせたくなかった
なにしろ世界のベストセラー作家である。私の母数1や2の経験で、カーネギーを否定してよいのか?と疑問だったので「話を聞くかかり」ということを仕事にしているプロの方に聞いてみた。
曰く
そりゃ、まともに聞いたらだめだよ。と
その方は自殺ホットラインの例を出され、自殺者の話を聞くかたのフォローに話を聞く人もいるくらいだから、ほんとにマイナスの影響があるということをおっしゃっていて、斜めから聞くんだよというよくわからない言い方をされていました。
でも、たぶんそうだろうなという気がしました。
真正面から新幹線を受け止めたら死んじゃうけど、ちょっとよけりゃ風しか来ないもんなと
悪口やなきごとなんて毒でしかないんだから、まっすぐ聞いたら体悪くするよねと思い至りました。
話を戻します。
傾聴は同じ波長かそれ以上の方と話す(聞く)場合あなたに魔法をもたらします。
とてもいい経験をしました。あなたほど話の上手い人見たこと有りませんと
話をした当人からお褒めの言葉をいただくでしょう。
それが、仕事上の取引につながるかもしれません。
一方、あなたより波長の低い人と話すときは注意が必要です。
コツは斜めから聞くです。逃げれるなら逃げたほうがいいです。
が、仕事上やむなくというばあいもあるでしょうから斜めからきいてひょいっとよけるのが懸命可と思います。
魔の世界につれていかれますよ。
お互い気をつけましょう。
#カーネギー #斎藤一人
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