日本 12の時代区分 (出来事を区分する基本事項)
時代区分の中で何が起こっていたのか。
100年、200年、300年の幅の中でどんな特徴があるのか?
大きな枠組みで想像してみる。
古墳時代(354年間):中央集権につながる農耕社会
飛鳥時代(117年間):天皇の仕組、権力の正当性の起源(後からの解釈の可能性もある)
奈良時代(84年間) :飢饉と宗教、大きな街(平城京)、街が成り立つ環境
平安京(391年間) :貴族の生活が安定的に成立、ひらがな、日本文学
鎌倉時代(187年間):武家社会、武力集団の確立、秩序の源泉の変化
室町時代(181年間):権力の正当性の奪い合い、混沌、中国との貿易
安土桃山時代(30年間):武力が秩序をつくる、群雄割拠
江戸時代(265年間):武力集団の解体、秩序の正当性の変化、文化の隆盛、技能が極まる、教育の一般化
明治時代(44年間) :西洋の概念(法律、対外政策)、国民国家、富国(国家プロジェクト、国家が方針を決める)、急速な変化(生活様式、思考法、技術)、海外からいろんな分野の導入
大正時代(14年間) :対外戦争、国民軍、西洋のルールで陣地取り、対外条約の失地回復
昭和時代(63年間) :軍の権力拡大の終着地点、アメリカの占領、冷戦(米国、ソ連)周辺国の戦争(朝鮮戦争、ベトナム戦争)、和平条約、経済発展(戦前のメンタリティ・持てる技術を経済にぶつけた)、官僚主導、官僚主導の終着地点、大きな政府、共産主義の限界(理想社会実現の限界)、バブル経済、技術の頂点(既存技術の改善・効率化・コスト削減・サプライチェーンの分野で最高峰)、世界での戦争を放棄した国という位置づけでプレゼンス発揮、国民国家から個人尊重(個人の自由意思を前提とした社会)
平成時代(32年間) :バブル崩壊、過去繁栄した企業が保守的な方針しか取れなくなった時代、新しく産業が興るハード(具体的な物)からソフト(プログラム・仕組・サービス)、金融グローバル化の絶頂(証券化、平準化、一般化、数値化、モノカルチャー)、消費額の比重の変化(モノから体験・利用権・映像・画像へ)、IT産業勃興、インターネットがインフラとなる過程、電子記録が信頼性を持ち始める、、平和な時代(日本に戦争がなかった時代)、個人主義の終着地点(多くの人間が自分の理想像に到達できない現実に直面、その失意が何世代か続くとその人個人の周辺の世界と違う環境にいる人とは交流を持たなくなり、知らない世界、交わらない世界になる。地理的に近いが海外よりも遠い世界(その人にとって存在していない世界)、その結果、知らない世界に住んでいる隣人について、対応は過激に傾かざる得ない。その傾向が続く。
令和時代~現代(3年~):IT技術により世界の情報はネット上にあふれているが、一個人の世界観は狭くなる(興味のある分野、心地よい分野・考え方に寄っていく)。他者とのコミュニケーションの意味が変化、特異な個人が情報発信できる時代、パーソナライズ、サービスの個別化、初期の段階で個人の影響力が発揮できる時代(インフルエンサー)、生き方(生活様式)はネット情報がメイン、信頼するヒトの定義が変更(家族・近しい友人ORネット上の影響力のある人・およびその周辺OR信頼する人はなく興味の分野でシーンごとに違う人とつながるだけ信頼するヒトはいない)、複数のキャリアを極められる、会いたい人に出会う方法の多様化、個人情報は有益になるのであれば対外的に利用されても構わないという価値観
この時代区分を基礎にアトランダムであるが、興味のある分野でこれから様々な観点から考えをまとめていきたい。