銀王がASC認証を取得 2020.6.5
フィッシャーマン・ジャパンが誇る銀鮭「銀王」は、王の名がふさわしい、旨味をたっぷりと含んだ上品な脂のり、艶のある身質、しっかりとした味わい、全てを兼ね備えたブランド銀鮭です。
それを育てるのはフィッシャーマン・ジャパン理事の鈴木真悟が常務を務める株式会社マルキン。
1977年に、祖父の鈴木欣一郎さんは女川で初めて銀鮭養殖の事業化に成功したパイオニア。以来世界にも通用する銀鮭を目指し品質向上を繰り返してきたその養殖過程が、ついに世界基準として認められました。
<銀王>、世界を目指す ―ASC認証取得で得たものー | TRITON JOB https://job.fishermanjapan.com/column/2220/
ASC認証とは、乱獲防止や自然環境の汚染、過重労働などに配慮した養殖漁業をしていることを検証する国際的な認証制度です。
ASC認証は世界の水産業では趨勢を占めていますが、日本では浸透していません。
「マルキンの<銀王>でA S C認証を取ったとしても、大手流通の規模では微々たるもの。」
鈴木真悟は語ります。
「認証取得によって販売先とつながるなどメリットが見えないと、他の生産者も認証取得に興味を持たない。そのためのアプローチをいろいろ考えています。他の産業がA Iに奪われていく中で、漁業や農業など一次産業は継続していける部分も多く、魅力はまだまだ引き出せると思います」
銀鮭養殖の道を自ら切り拓いた祖父の鈴木欣一郎さんは、銀鮭養殖の実績をつくり、反目する漁師たちを振り向かせました。
その血を受け継ぐ孫の真悟さんもまた、人々の先を歩き、世界基準の漁業を確立しようとしています。
2020年6月5日「環境の日」、<銀王>のA S C認証が認められました。