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フィッシャーマン・ジャパン、ライフジャケット業界を牽引する高階救命器具と連携し、水産業の担い手育成を推進。
漁業の安全性を高め、次世代漁師の育成につなげる新たなパートナーシップ
ライフジャケットを手がけて約90年の歴史を誇る高階救命器具株式会社(大阪府大阪市/代表取締役社長:高階義尚)が、水産業の担い手育成事業「TRITON PROJECT」を推進する一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(宮城県石巻市/代表:阿部勝太)と連携。漁業の安全性を高め、担い手育成をサポートする企画を、2024年7月30日よりスタートします。
コラボ企画の第1弾として、高階救命器具が手掛けている漁師向けプロフェッショナル専用ブランド「Bluestorm Pro(ブルーストーム プロ)」の高機能ライフジャケットを、「TRITON PROJECT」を通じて新しく漁師となる方へプレゼント。水産業の担い手育成事業を応援し、次世代の漁師たちを安全面からサポートしていきます。
両社からのコメント
福本善文(高階救命器具株式会社 商品開発部)
2018年から船舶甲板での作業でライフジャケット着用が義務化された一方で、漁労関係者からはライフジャケットの不便さや耐久性の問題が指摘されています。そのため、弊社では、技術と開発力を活かして「TKW-310F」と「BSP-6120RS」という耐久性や着心地に重点を置いたライフジャケットを開発しました。今回のコラボでは、若い漁師から漁労中の安全対策の必要性を発信していただくことで、全ての漁労者が更に安全意識を持っていただき、事故を防ぐ、又は救助に貢献できればと思っています。
渡部更夢(一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン 事務局)
弊社のTRTION PROJECTでは、2015年から水産業に携わる担い手の確保を行っており、これまで、200名以上が本プロジェクトを通して「海の上を舞台にする仕事」に従事してきました。幸い、彼らが海で仕事を始めてから命を落とす事例は起きていませんが、日本国内では海難事故が後を絶っていません。多くの若者・担い手を海に送り出すTRTION PROJECTだからこそ、同時に彼らの海上での命の安全については、一番目を光らせる存在でありたいと思います。今回のコラボが未来ある若者・担い手の命を守り、次世代へ繋げられる存在になるように、現場での発信・普及に尽力していきます。
今回プレゼントするBluestorm Pro 製品について
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![](https://assets.st-note.com/img/1722243480094-uxO8VDlvI4.jpg?width=1200)
「TKW-310F」は外側生地を耐久性、防汚性のある素材にし、内側生地は着心地を重視。デザインは動きやすさに重点を置いたものにしています。「BSP-6120RS」は外装布(カバー)をこちらも耐久性のある素材を採用し、作業中の擦れや摩耗から内部の気室部を守ります。また膨脹式ライフジャケットの懸念点であった、波しぶきなどによる誤作動を極力なくすことで、安心して使用できるライフジャケットです。プレゼントするライフジャケットは、フィッシャーマン・ジャパンのロゴが入ったオリジナル仕様となっています。
連携の背景
フィッシャーマン・ジャパン(以下、FJ)は、2015年7月に「TRITON PROJECT」を立ち上げ、水産業の担い手育成に取り組んできました。この8年間で県内外から48名もの若者が石巻の水産業に従事しています(正組合員1名、准組合員4名が誕生)。石巻市では、2019年10月19日に海上保安庁と一緒に海難事故防止・救命胴衣講習を実施するなど、担い手漁師向けに勉強会や交流会を定期的に開催しており、漁師の教育にも注力してきました。
一方、ライフジャケットを手がけて約90年の歴史を持つ高階救命器具は、創業以来、海中転落時の生存率に大きく関わるライフジャケットの着用率向上を目指し、漁師の仕事に最も適したライフジャケットの開発を続けてきました。
新発売する漁師向けに特化したBluestorm Proのライフジャケットのリリースにあたり、高階救命器具のメンバーが石巻を訪問。そこで目の当たりにした水産業のあり方や担い手育成の取り組みに共感し、一緒に石巻や水産業を盛り上げていくことで合意しました。
今回の連携では、高階救命器具が手掛けている漁師向けプロフェッショナル専用ブランド「BluestormPro」の高機能ライフジャケットを、フィッシャーマン・ジャパンの元で新しく漁師を始められる方へプレゼントします。
これからも、水産業に関わるあらゆる人、企業が一体となって、担い手漁師育成を推進していきます。
会社概要
<高階救命器具株式会社>
高階救命器具は1935年の創業以来、海事産業における人命救助のための器具や、水辺の環境保全の用具を一貫して製造してまいりました。
水辺にいる全ての人の命を守るために、製品技術や品質を追求し、 数々の革新的な製品を作り続けること。例えどんなに過酷な条件でも、その性能にはどんな小さな綻びもあってはならないのです。時代や地球環境の変化により多様化するニーズに応えるオリジナル商品をはじめ、独自の技術力と各国の厳しい安全基準を満たすノウハウで、業界にイノベーションをもたらす製品づくりに挑戦しています。
https://tlpc.co.jp/
<Bluestorm Pro>
2004年にアメリカで誕生した自社ブランド「Bluestorm」では、フィッシングシーンにおいて究極のパフォーマンスを発揮するアングリングギアを製造しています。
Bluestormで長年培ってきたノウハウを活かし、現場の声を反映した製品作りを行う漁師向けのプロフェッショナル専用ブランド「Bluestorm Pro」が新たに誕生しました。過酷な環境下であっても作業性を損なうことなく安全性を両立した製品で、水辺の業務に携わる人々をサポートします。
https://www.youtube.com/@BluestormPro-bx4df
<一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン>
漁業のイメージをカッコよくて、稼げて、革新的な「新3K」に変え、次世代へと続く未来の水産業の形を提案していく若手漁師団体。2024年までに三陸に多様な能力をもつ新しい職種「フィッシャーマン」を1000人に増やすというビジョンを掲げ、新しい働き方の提案や業種を超えた関わりによって水産業に変革をもたらすことを目指しています。
https://fishermanjapan.com
<TRITON PROJECT>
新世代のフィッシャーマンを増やし、未来へ向かってこの国の水産業を変えていくプロジェクト。2015年7月、フィッシャーマン・ジャパンが石巻市で立ち上げ、各地域の自治体や漁業協同組合、大学と連携することで、水産業の担い手を育ててきました。2021年3月からは株式会社ライトハウスと業務提携を結んだことで、この事業が全国展開し、計180名以上の漁師・水産業従事者が誕生しています。
https://triton.fishermanjapan.com