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小売から水産業の流通に改革を-サミット登壇者紹介②

三陸水産イノベーションサミット2021の登壇者紹介、2人目の登壇者はDAY1イノベータートークセッション①『水産業×SDGs』に登壇するイオン東北 株式会社 商品副本部長 西田茂樹 氏です。

イオングループは日本の最大手スーパーグループであり、持続可能で責任のある漁業に付与される国際認証MSC、ASC認証の水産物を最も多く扱うサステナブルシーフード先進企業です。

イオングループはまだMSC、ASCというものがほとんど認知されていない2006年からMSC認証魚の取り扱いを始め、2014年には「イオン水産物調達方針」として下記を宣言しています。

●イオン持続可能な調達方針
『資源の枯渇防止と生物多様性保全の観点から、定期的にリスク評価を行います。また、リスク低減のために、実行可能な対策を検討し、持続可能な水産物の調達に努めます。

●持続可能な調達2020年目標
・イオン(株)連結対象の総合スーパー、 スーパーマーケット企業で、MSC、ASCの流通 、加工認証(CoC) の 100%取得をめざす。
・主要な全魚種で、持続可能な裏付けのあるプライベートブランドを提供する。

ここで特筆すべきは、小売店や飲食店、加工会社がMSC、ASC認証魚を取り扱うには、CoC(hain of Custody)という取り扱いの認証が必要になってくることです。

CoCは認証魚と非認証魚の混入を防ぎ、生産から販売までのトレーサビリティの確保のための認証であり、CoCの取得、運用には多大なる費用や作業コストが発生してしまいます。これが他の多くの小売店がMSC、ASC認証魚の取り扱いに二の足を踏む理由の1つです。

実は宮城県はじめ東北地方はMSC、ASC認証魚を多く抱えるサステナブルシーフード先進地域です。そしてイオン東北さんはそれら多くの東北の認証魚を扱っています。

当トークセッションでは、MSC、ASCを取り扱おうと思った経緯、コストをかけてCoCを取得、運営することへの思い、そしてサステナブルシーフードに対する消費者の意識の変化など、小売りの最前線に立つ西田氏に聞いていきたいと思っています。

■登壇情報
DAY1 10/21(木)18:00~18:05
三陸水産イノベーター トークセッション① 『水産業×SDGs』
登壇者①:株式会社 マルキン 常務取締役 鈴木真悟 氏
登壇者➁:イオン東北 株式会社 商品副本部長 西田茂樹 氏

■イオン東北 株式会社
https://aeontohoku.co.jp/

■三陸水産イノベーションサミット2021
https://sanrikusuisan-innovation.go.jp/summit/

■視聴申込み
https://forms.gle/zemPDwewS6QAHpj26

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