育つぶ〜『将来のための予防』
以前、SNSの投稿でこんな育児マンガを目にしたことがある。
こどもの髪の毛を洗うのに、リンスって必要なの?
目にしたのはもうずいぶん前のことだけど、
何故かずっとボクの心に引っかかっている。
パパは、十代の多感なとき、ニキビに悩んだ。
結構なニキビ面で、いまでもその痕が残っている。
もちろん当時は、気になって気になって仕方ありませんでした。
ニキビのない学校の友だちの肌を見ては、羨ましがったものでした。
「どうして自分にだけこんなにニキビができるんだ?」
青年期は毎日こんな思いを持って過ごしていました。
年齢を重ねた今となってはもう気になりませんが、
年配でも肌のキレイな人を見ると、ふと思うところがあったりします。
ニキビは遺伝すると言われていることもあって、
将来、息子くんが同じ悩みに遭遇してしまうことを今から心配しています。
青年期のパパは、もう一つとても心配していたことがありました。
それは、ハゲること。
当時は、おでこが広かったことで
友だちからは「将来ハゲるよ」とか言われていました。
自分としては冗談を冗談として受け取れませんでした。
「こんなニキビ面に加えて、ハゲになったら最悪だ」
心配を超えて、恐怖にまで思っていました。
年齢を重ねていくとともに、顔全面にニキビができることもなくなり、
髪の毛は友だちの予想が外れる結果となり、心配の種ではなくなりました。
でも、人生において多くの可能性を秘めていた十代を
そいういう大きな悩みを抱えて過ごしたことを残念に感じています。
例え同じ悩みを持ってない人は、違った悩みを持っているとしても、
わざわざ抱えなくてもいい悩みを持っていたんじゃないかと思っています。
そういう成り行きなので、
息子くんには同じ悩みを抱えてほしくないと強く思ってしまうのは
至極当然のこと。
今から息子くんのために、予防に取り組んでいます。
取り組むといっても、
ふんだんにお金を費やす予防をしているわけではありません。
お風呂に入ったときは、欠かさず頭を洗います。
指を立てて全体をマッサージしながら洗っています。
頭皮が柔らかいのを確認して安心を得ています。
リンスは欠かしません。
そして、たまにリンスをし忘れる妻にお願いすることも忘れません。
猛暑に襲われたこの夏は、いつも日焼け止めを塗るようにしました。
その日は洗顔フォームで洗うように
特に乾燥する冬は、お風呂の後軽く化粧水をつけてあげています。
今はそれくらいですが、できる予防はできるだけしてあげられるようにしたいです。
わざわざ悩まなくてもいい悩みを抱える必要はありません。
青年期にそういう悩みを抱えると、自信を持てない気持ちと戦わなくてはなりません。
そういう悩みがなければ、悩み自体がないかといえばもちろんそんなことは無いのですが、しなくてもいい悩みに割いている時間がもったいないです。
だから、息子くんにニキビができ始めたら、すぐにプロアクティブを買ってあげます。
髪の毛が薄くならないうちに、毛髪剤で頭皮をマッサージする習慣を持ってもらいます。
体毛が濃いなら、早いうちから脱毛すればいいと思います。
少なくともパパが悩んだことと同じ悩みを抱えてほしくないのです。
親として、そういうことも気にしてあげたいと思っています。