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育つぶ〜『ピタゴラスイッチをやります』

土曜日の朝、息子くんと一緒に #ピタゴラスイッチ を見る。

息子くんは非常に興味があるようで
画面から食いついて離れない。
いわゆるガン見だ。

中でも、やはりピタゴラ装置に見入っている。

ついパパも見入ってしまう。

どうつながっていくんだ? と思いながらも
考える暇を与えてもらえず、
次々と進んでいく様子につい目が奪われてしまう。

このピタゴラ装置を作っているのは
 #だんご三兄弟 を作詞、そしてプロデュースもした佐藤雅彦氏。

「慶應義塾大学 佐藤雅彦研究室」の活動として、
NHK教育『ピタゴラスイッチ』などの監修に携わっているようです。


妻もパパも深く感心してしまうほどの計算されたつくりに
自分もつくってみたいと息子くん奮起しました。

うん、こどもらしい素直で、良い反応だ。

でもそれには尾ひれがついていた。


「『パパと一緒に』つくりたい」


息子くんの言う「パパと一緒に」の意味は
「パパ、つくって」だ。

まぁまだ工作もままならないのだから仕方ない。
でも息子くんが望むのは佐藤雅彦氏のつくるレベルと同じもの。
あれをつくるには、経験や挑戦、時間、アイデアが大いに必要なんだよー。


たまに失敗してる様子も放送するでしょ?
研究室で日夜励んでいる人たちがつくっても、
一発でなんて成功しないんだから相当高度なんだよー。

そんな大人の事情はもちろん理解してもらえず…


なんとか息子くんを説得して
まずは軽いピタゴラ装置をつくることに。

家にあるモノでつくるので、それにも頭を使う。

ビー玉、ラップの芯、紙コップ。
家でのピタゴラ装置三種の神器。

一度作っては、試してみる。
もちろん、うまくいかない。
一度目の動きを思い出して、調整する。

一つ目はクリアするようになった。
でもその後がつながらない。
二つ目を調整。
良さそうな具合になったので、初めから通してやってみる。

二つ目で失敗。
また一つ目から調整し直し。
(以後、ループ…)

その繰り返し。

一度試してみるごとに、一喜一憂。



普段何事においても、すんなりうまくいかないと
すぐにふてくされてしまう傾向がある息子くん。

でも、ピタゴラ装置に関してはまったくそんな様子も見せず
何度も自分からトライする。

自分で、とは言ってもコース調整はパパがやるんですが…

息子くんは、じっと待っててくれます。


調整し直すこと十数回。
すべてのトライを動画撮影してるので
一体何本の動画が撮れたことやら。

「これからっ、ピタゴラスイッチをやりますっ!」

息子くんの元気な開始のナレーション。

ゴールまで行ったときには
思わずパパも歓声が出ました。

「ありがとうございました!」

とにこやかな笑顔でカメラへ締めの挨拶もしっかり。

その後は、成功した動画を一緒に見て盛り上がります。


何でも一回でうまくいくことなんてない。
成功するまでやることが大事。
そうすれば、失敗は失敗ではなく、成功のための挑戦になるから。

そういうことを肌で感じてくれる機械になったんじゃないだろうか。

こういうことは理屈じゃない。
本人が感じて、理解するものだ。

大人になってからじゃ、なかなかこどものように体で覚えられないから
今から何度でも挑戦、そして成功することを覚えていかないと。

そういう機会をつくるのも親の仕事かと思っております。


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育つぶ〜パパの育児/子育てつぶやき
ある父親とひとり息子の毎日を描いています。 息子の行動や発言に気づきを覚えたことをテーマに、 父親として子育てに取り組む姿を見ていただければ嬉しいです。