かつての言葉と涙をそっとポッケにしまって、私は今日も平生を装って外へ出る。

「私の何が間違っていたのだろうか」

どこかの誰かが手入れをしているであろう、無人駅で孤独に火を灯しているストーブにどこか同情してしまった。

濁った青色の気持ちと共に、白い息が春に向けて旅立った。
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