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学校にカフェを開いてみた


 「カフェゼミ#58」にて、私はお茶とお菓子を用意するカフェチームを担当した。カフェチームでは「本番に向けてお茶の試飲会をやろう」という話がでたのだが、せっかくならチーム内だけじゃなくて他のゼミ生にも飲んでもらいたいなあと思った。そこで「カフェって形にして、お茶のオープン試飲会をやってみない?」と提案した。そうして始まったのが『あれこれカフェ』だ。

10/12から2週にかけて『あれこれカフェ』は行われた。昼休みに持参したレジャーシートを大学の中庭に広げる。メンバーがお茶を入れたポッドを持ってきて、つくったポスターをイーゼルに設置する。それも2週目になると物足りなくなって「もっとカフェっぽくしたいね!」と更に飾り付けを増やしたり、ジャズを流したりもした。そうして開かれた『あれこれカフェ』にはゼミ生みんなが参加してくれた。何人かのゼミ生や先生がお菓子を持ってきてくれたのは嬉しかったなあ。お茶を飲みながら、お菓子を食べる。そこで本を読んで過ごす人がいたり、カフェゼミラジオの企画会議が始まったりもした。なんだったらゼミ生以外の人も興味をもって来てくれたので本当のカフェみたいになってしまった。

それでも、はじめにレジャーシートを敷いた時は通りかかった人に怪しそうに見られたし、「何でこんなことやってるんですか?」なんて質問もされたりした。

そのときは「ゼミ活動の一環で…」なんて答えたりしたけど、本来ならチームの中だけで試飲会をすればいいだけで、『あれこれカフェ』なんてわざわざやる必要のないことだ。それでも手間をかけてやる理由は、「自分が楽しいから」以外になかったのだ。


今回のカフェゼミのテーマでもあった「場づくり」『あれこれカフェ』は試飲会を楽しむ場づくりの取り組みだった。そして当日、ゲストの小笠原さんがそんな場づくりについて「アロマを焚く」という表現を使って話してた。香りに寄せられるように、人は楽しそうなところに集まってくるのだと。

『あれこれカフェ』の場づくりで、間違いなかったのはあの場を1番に楽しんでいたのは自分だったということだ。そういえばノリノリでエプロンを着けたりなんかもしてた。「アロマを焚く」があの時は自然にできていたのだ。

次の「カフェゼミ#59」はもうすぐだ、そろそろ準備もバタついてくる。そんなときに、「どこまで準備を楽しむことができるか」に自分はチャレンジしたい!まずは自分が楽しむこと、それが場づくりになると思ったからだ。

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