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【自己紹介】京都出身でない私が京都で暮らし、公認会計士事務所開業、そして起業準備へ。

はじめまして!

京都のスタートアップエコシステムの一員として、日々、奮闘している吉田と申します。

今回は、きっかけがあり、noteをきちんと継続して書いていこうという気持ちになりました。


自己紹介

まず、自分の原点から紹介させて頂きます。

もともと、大学時代から公認会計士を目指していたのですが、家族の事業がうまくいかない時期に差し掛かり、勉強を続けることができなくなりました。

あえなく、アルバイトやベンチャー企業インターン、学生起業サークルなど経験して、自分で稼いでいかなければならないと、奮闘しました。

そして、サークルの活動の一環で、様々な経営者へのインタビュー活動、アポなど経て、起業に興味を持つようになりました。

結局、私のピンチを救って頂いたのは、まぎれもなく、「経営者」でした。精神面でもそうですが、「お金=雇用」という現実面も大きかったです。

大学卒業後は、新卒で給与も比較的良い、人材紹介企業で法人営業をしました。毎日テレアポと上司や先輩からの営業数字の詰めで大変でした…。
しんどいことの方が多かったですが、テレアポが得意だったのと、営業目標も達成できる月がありました。

それでも、公認会計士をあきらめたことが、ふつふつと心の中にあったのでした。

既に合格した大学時代の友人がいましたので、その友人達に相談し、「もう一度試験にチャレンジしたら合格できるかも。」という想いが出てきました。

1年ほど勤務したころ、家業もなんとか立ち直りました。
家族と相談した結果、「公認会計士資格を取れば、いずれは独立開業できるのか?」と質問され、「できる。」と言いました。

説得の結果、公認会計士試験に再チャレンジできる環境になりました。

「資格の学校TAC」でお世話になり、家族の手伝い、TACのアルバイトをしながら、2010年に公認会計士試験合格することができました。

当時は、リーマンショック後で、公認会計士合格者の就職市場はとても冷え込んでいましたので、最優先で内定を取ることを考えました。なんとか、監査法人トーマツ東京事務所に就職することができました。

その後、監査法人や事業会社、ベンチャー企業等で、多くの経験をさせて頂くことができました。※このお話もいつか書けたら。

京都で独立開業するということ

私は、京都出身ではありません。でも、京都で独立開業しました。

ひょんなことから、京都で代々事業をする経営者の方から、京都大学経営管理大学院の面白さを教えて頂きました。

試験準備ものんびり1年かけてやろうと考えていたのですが、「今年受けてみれば?」とすすめられ、急いで研究計画書やTOEICスコアを用意しました。
当時は出張が多く、スポットの財務デューデリジェンス業務も重なり、その間で短期で受験準備は大変でした。無事に合格し、社会人学生として入学することになりました。

そこで、京大起業部創立の手伝い、スタートアップ関係の勉強会やイベント参加を通じて、大学職員さん、経営者、ベンチャーキャピタルなど様々な方との出会いがありました。

それだけではなく、大学院では、実際に会社経営している同級生、外国人のスタートアップ関係者と出会い、意見を交わすこともできました。

このような、出会いから、卒業後は独立開業したい!と思うようになりました。

実家も零細ですが事業やってましたし、それが普通だと思っていたのに、人生の流れで開業出来なかったことは後悔していました。

また、大学時代から、起業や経営に関わることをひとつの目標としていたのに、なぜ、いま、できていないのか?と自問自答することもありました。

そういう、自分から脱出して、開業したい!と思うようになりました。

そのように決意したところ、大学院関係から得たご縁で、京都のスタートアップ、行政、金融機関の方とつながることができました。

正社員を退職して、2年弱くらい、このような地道な活動、ボランティアもすることで、京都のスタートアップ関係者の方と顔見知りが増えていきました。

そして、京都に地盤がない私でもなんとか独立開業できそうだな、と感触を得ることができました。

大学時代からの夢。ほんの一歩ですが、進み始めた瞬間でした。

京都は街のサイズがちょうどよく、自転車で市内であればあちこち行けます。そのサイズ感で、何かあれば意見をいただけたり、助けてもらったり、相互協力する風土があると感じました。

一方で、人を紹介したり、しあったりすることは、皆さん相当気を遣っているんだろうなと感じています。

京都で住みながら起業するということ

私は起業準備中で、まだ法人化まではしていません。
あくまでも支援者として見てきたことですが、京都は起業家やスタートアップを応援する風土があります。

昨年も今年もスタートアップカンファレンス、IVS KYOTOも京都市内で開催されていまして、全国からスタートアップ関係者が集まる場となっています。

補助金、金融機関、ベンチャーキャピタル、あとはスタートアップシェアオフィスも充実しています。

首都圏と比較すると、小規模都市であり、スタートアップや起業家、投資家の数も少ないのは事実です。
小規模集積だからこそ、京都で起業すると、大多数に埋もれにくく、集中して事業を磨けるのではないかと考えています。

今は、オンラインや人的ネットワークを活用して、首都圏、そして海外ともつながることができます。

実際に、京都の研究開発スタートアップの中には、海外取引や海外資金調達も進めている企業もあります。

ドライな雰囲気ではなく、失敗しても、リカバリーできるようにサポートしてくれる人々もいると感じています。

起業に直接関係がないかもしれませんが、災害が多い日本ではありますが、京都は今のところ、比較的安定しています。(鴨長明の方丈記の時代には災害の記録はあるのですが、治水も現在はされているようです。)
これは、建築や不動産関係の方とも話すと話題に出ます。

あと、大きな医学部が2つあり、日本中から優秀な医師の人が集まっており、人口比で医師数が多いです。腕の良く親身な医師も多いと感じてまして、私も安心して医療にはかかってます。

問題としては、観光による混雑です。オーバーツーリズムですね。
これは、住む場所と活動場所を選ぶことで、避けることは可能です。
個人の意見ですが、丸太町通りより北は、観光混雑はあまりありません。
あと、夏は本当に暑すぎて、熱中症には注意です。自転車ユーザーとしては、帽子と経口補水液は欠かせません。

問題点もありつつも、自転車でどこでも気楽に相談に行ける、クライアントや仕事場に行けるのは魅力です。

noteで発信したいこと

今回は、最初の投稿ということで、簡単に自己紹介を書いてみました。

私は、起業家やスタートアップ創業者と関わることが多いのですが、そうこういしているうちに、自身もパワーを頂き、法人化しようと覚悟を決めることができました。

公認会計士は、安定した収入を得られる職業です。監査業務は特にそうですよね。

公認会計士の信用や安定の基盤を持ったうえで、さらなるチャレンジとして、自分のビジョンを見据え、起業しても良いと考えました。

公認会計士としては、「自分の持っているスキルや経験で起業家の方をサポートし、そして起業家が社会にインパクトを与え、より良い社会になっていく。」という立場でした。

ただ、残りの人生を考えた時は、自分が起業して、「自分が考えたサービスで、取引先や顧客に喜んでいただき、社会をより良い方向に変わっていく。」というような想いを持つようになりました。

とはいっても、あくまでも自分ができる手持ちのものから、信頼を得ながら、進めていく方法で進めていきます。

エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」 | 吉田 満梨, 中村 龍太 |本 | 通販 | Amazon

このnoteでは、主に、私自身の試行錯誤も書いていければと考えています。

また、この数年関わってきた、研究開発スタートアップ支援についての発信もあわせて書いてみたいと思います。


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