20190503 不完全でも前に進む。
自分が完璧じゃないのを認めるのは怖い。
完璧などないと分かっており、だから人に優しくすることを覚えた、だのに、自分の不完全を認めるのを怖がっている。
無駄な自尊心など捨てた方がいいのに、分かっているのに。
他人の目を勝手に作り出しているにも関わらず、不完全さを曝け出すのに恥ずかしさを覚えるのはなぜか。
人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。己よりも遥かに乏しい才能でありながら、それを専一に磨いたがために、堂々たる詩家となった者が幾らでもいるのだ。(中島敦「山月記」より)
「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」を持った自分がいることを分かったうえで、なおGOサインを出す。
そのために、行動と感情を切り離さないといけないと思う。
感情に任せて行動することを自分で何回制御できるのか。
小さなことから始めます。行動優先で。
因みに。山月記を読んでると、Mr.Children 『Starting Over』(映画「バケモノの子」の主題歌)が脳内に流れてきたけど、「バケモノの子」が山月記をクレジットにしてるところから納得がいきました。