20190504
人間失格を読んだ。
共感できる部分がいっぱいあった。
特に葉蔵が道化として生きることを決めるまでの流れが最高に好き。
上手く人と共生できない部分、道徳的にそんなこと考えちゃダメだと思う部分、そういう嫌なことも言語化してくれるって本当に嬉しいな。
武者小路実篤の「友情」を読んだ時も、言葉にすると恥ずかしくなるくらいの恋愛感情が書かれてあって嬉しくなった。
これが人間なんだって思える、自分を少し肯定できる読書体験って幸せだ。
しかも、「人間失格」がここまで残ってるってことは、自分以外の沢山の人にも、この本の中に共鳴できる部分があるってことだから、その事実が嬉しい。
人の「出来ない」に救われる、そんな時があってもいい。
2018年3月25日の日記にも「その人がありのままで居ることに救われる」って書いてあった。
思考の繰り返しですわ。