生きててよかったと思える瞬間はいつか
生きててよかったと思える瞬間はいつかと聞かれたら、人と時間を共有出来たときと答える。
厳密に言うと、生きててよかった瞬間というより、死なないで済んだ瞬間という表現の方が適切だ。
生を考える前に死について考えてみる。
そもそもどんな時に死を実感するかというと、退屈な時だなって思う。
家に1人でいて、誰も誘うことが出来なくて悶々としてる時とか、どんな動画を見ても笑えなくなってしまった時とか、何かをインプットすることも退屈になってしまった時とか。
そんな時に「あーーあ、もう生きててもしょーもねぇなぁ」って感じてしまう。すぐに死にたくなる。今まで何回も思ってきた。
でも今生きてる。こうやって文章を打ってる。
死ぬ勇気がなかったといえばそれまでだけど。
今日までに死なないで済んだのは、
今生きていられるのは、人と時間を共有出来たからだなって、本気でそう思う。
周りの人が自分を笑顔にしてくれる
美味しいものを食べて美味しいと伝えられる人がいる
違う考えを話してくれる人がいる
好きになれる人がいる
ここが良いって伝えてくれる人がいる
などなど
挙げたらキリがない。
そういうことがあるたびに今日も生きてられるな、夜を乗り越えられるなって。
地球に1人しかいなかったら退屈で死んでたよなぁ。
だから今日まで自分が生きていられるのは周りの人のおかげ。
生きててよかったって思えるのはもっと先の話かな。
今はまだ死なずに済んだとしか思えない。
だけどそれだけでも十分幸せかも。