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FIRST TRACKのスタッフのお仕事の1日(アスレティックトレーナー編)

こんにちは!今回のnoteは、質問箱に質問の来ていた、仕事について、仕事をする上での強みや、学生時代にどのように過ごしいていたかをお答えするnoteになります。

今回は、FIRST TRACKで活動する日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(以下AT)から、御供が1日の仕事の流れや、学生の頃に意識していたことなどを交えながらまとめていきます。

理学療法士やS&Cコーチの仕事についても、今後投稿予定ですので、そちらの領域が興味のある方もお楽しみにお待ちください!

ATについて、どのような資格で、役割を持っているのかは以前noteでご紹介させていただいたので、そちらをぜひ読んでもらえますと幸いです↓


この1日のスケジュール

↑は11月のとある日のスケジュールになります。

この日は午前中は、実業団男子長距離選手のトレーニングセッションを行いました。

毎回セッションの開始前には、前回実施したエクササイズの振り返り、大会や記録会があった場合はその情報のチェック、動画のチェックなどをしています。私自身、ATになる為の勉強をしていたのが陸上競技というだけで、実際に自分が選手として陸上競技をしていませんでした。

そのため、動きやキツさを少しでも理解するためにできることは、事前に準備をしてから、選手との時間を過ごすよう気をつけ、選手の感覚を言葉に表現した際に少しでもわからなかったら質問をしたりして、コミュニケーションのキャッチボールは特に意識しています。

ATとして、競技の理解度は求められますが、実際に競技をやっていなくてもコミュニケーションで補えることもあると私は感じています。(指導者や選手、チームスタッフとの連携あってこそです!!)

私の活動の中で、選手とのコミュニケーションで勉強になった選手が1人います。私が大学院1年生、選手は大学2年生の終わる頃(2019年〜)からトレーニングで関わるようになり、その時には、まだまだ世界を目指す覚悟は、実感もなく、トレーニングや練習を通して選手が成長していくのを見ていて、少しずつ世界で戦うためにこんな動きや、練習、考え方が必要なんだと一緒に勉強をさせてもらいました。私としては世界で戦うために必要なハードルの考え方や言葉の表現などが、とても新鮮で、選手やコーチの考えについていくのに必死で、練習の帰りの電車では、いろんなハードル選手のハードリングや練習を探して、どんな気持ちなんだろうと考える日々でした。
だからこそ、”競技や動作を見る目”は永遠に終わらない勉強であり、今の自分にとって唯一無二の武器の1つだと考えています。
順天堂大学大学院では、陸上競技部でAT活動をすることができ、短距離から長距離そして混成まで陸上競技の全てに関われる貴重な2年間を過ごすことができ、今の活動においての強みになっているのではないかと感じています。

コニュニケーションを学ばせてもらった選手と

午後は一橋大学へ移動して、トレーニング指導になります。
一橋大学へはFIRST TRACKから月に2回ほど練習へ行き、トレーニングや動きづくりなどその時期に応じたテーマにて指導をしています。この日の指導内容は、ウェイトトレーニングのフォーム確認、フォーム指導でした。
スクワットとバックランジの2つをメインに、フォームの注意点や、どこに効かせたいのかを説明しながら実践していきました。

ウェイトトレーニングは、重さ至上主義になりすぎても、エラー動作助長してしまうので、重さとフォームをどう進めていくか、冬季練習中は注意しながら進めていきたいので、学生に正しいフォームを習得してもらい、2024年の課題となった身体づくりをクリアできるようにしていきたいです。
大学在学時には、同じ現場で実習する学生トレーナーの仲間とトレーニングをしたりしていたので、その経験が今でもトレーニング指導をする上で、重さやフォームの指導には活かせているので、学生時代にきちんと自分でトレーニングを積んでおけてよかったなと、当時の先生や仲間に感謝しています。

一橋大学の競技場

 夜はオンラインにて学生とグループセッションになります。月2回オンラインで開催しているオンライングループトレーニング、この日は鹿児島、長野、広島、東京の学生が参加してくれました。

オンラインでのトレーニングでは、細かいところまでは見切れないという限界ももちろんありますが、トレーニングジムや治療院、スポーツ障害やスポーツ動作に理解のある環境が無い学生が、FIRST TRACKの専門家と関わることで、自己ベストを出すためのヒントになったり、困った時に相談のできる場でありたいという思いで、オンラインの場所を設けています。
今は陸上競技の学生が多いですが、私は大学院時代には、ATR(アスレティックトレーナールーム)という場所で、体操やハンドボール、バレーボール、サッカー、ダンスなど様々な競技の学生と関わっていたので、陸上競技以外の学生も来てもらえると嬉しいです!

 基本的に今も学生時代から選手と関わる事前の予習復習のスタイルは大きくは変わっていません。大学在学時は充実した環境で現場実習をしていたので、とにかく先生についていくことにが必死でしたが、授業で学ぶことも大切にしつつ、日々の学生トレーナーの活動の中で分からなかったことは、次回の活動までにどういうアプローチをするか図書館で本を探して、作戦を立てたり、先生へ相談したりして、競技を見る目や、選手の困っていることに対してのアプローチの選択肢を増やしていくような形で勉強をしていました。
現場実習に行く前の授業で先生に『選手の貴重な競技人生の1ページに関わっていることを忘れないでください』と言われた言葉は学生の頃から今も頭の中に常にある言葉です。常に忘れずにに選手やチームと関わるようにしています。

このような流れでこの日の外での活動は終わりです。
帰宅してから、FIRST TRACKでの活動に必要な事務作業、勉強、フィードバックなど、細かい作業をしてこの日1日の仕事は終わりになります。

ATとして働く1日の例をまとめてみました。あくまで1日の例になりますが、
ジムでのセッションだけでなく、スポーツ現場での活動を大切にしながら、ATとしてFIRST TRACKで仕事ができています。

FIRST TRACKでの活動の様子は、インスタグラムでよりリアルタイムに更新してます!是非フォローよろしくお願いいたします!
FIRST TRACK公式インスタグラム

執筆者 : 御供 ふよか 
IG: https://www.instagram.com/fuyoka_at/



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