[NPB]TOP 100 PROSPECTS
プロスペクトランキングはMLBほど公に出ていませんが、NPBの選手を対象としたランキングは意外にもネット上や雑誌上に載っています。
noteを見ていても素人とは思えないほどの熱量で書かれたランキングを見ることが出来ます。選手のスタッツが手段を駆使すれば確認できるようになっているので、詳しい情報を手にし考えられるようになりました。
無料で言えばスポーツナビなどは非常に詳しく、奪三振率やWHIP、OPSなどのセイバー指標がここ数年で充実した上に、二軍戦の成績も網羅しています。私の中では試合の中継局が記載された時と同じくらいの革命だったのですが、今後も記載される指標の種類は増えるのでしょうか。
話を戻して、プロスペクトランキングを発表するような組織と言えばDELTAがあります。
このように、プロスペクトを各球団から一名ずつ発表しています。
他にも以下のような記事もあります。
今回は、私がランキングを付けるのですから、私のやりたいようにランキングを付けていきます。それぞれが自分の感性でプロスペクトランキングを付けていくのが、ファンとしての楽しみにも思うのです。なので所謂プロスペクト資格である、打席数とかイニング数とかは知りません、私がプロスペクトだと思った選手を並べました。
一つ条件として2023年の秋にドラフトを受けた選手は選択肢から外しております。理由はアマチュア球界を知らなすぎる事に加えてルーキーを計算には入れない球団経営を推したい派だからです。NPBではLAAのベン・ジョイスやザック・ネトのような動員が日常茶飯事ですが、今回は考えない事とします。
上記の記事を並び替えたようなランキングだと盗作になってしまいますし、その辺の塩梅は難しいのですが、それぞれの期待値を自分なりに考えランキングします。
否、MLBのプロスペクトランキングと同様に「間違いなくトッププロスペクトだ!」と誰もが思う選手はNPBにもいるはずです。なので似通ってしまう事はここで断っておきます。
(フジテレビのスポーツ番組S-PARKにて毎年秋に行われる人気企画「プロ野球100人分の1位」はファンに浸透していますが、私も勉強する所があります)
1位ー10位(特A級)
チームのスーパースターになることが期待される選手達。
(名前、球団名、ポジション、利き腕、年齢、ドラフト順位)
1位 松尾汐恩(横浜) 捕手 右投右打 19歳 22➀
栄えあるプロスペクトランキング一位は横浜ベイスターズの松尾。二軍でのスラッシュラインを.314/.408/.722としたが、これが高卒一年目である事から期待感がある。二塁打20本と本塁打7本も見事なものでこれが捕手として大成すれば大きい。
2位 羽田慎之介(西武) 投手 左投左打 20歳 21④
今季はファームで8試合に登板。変化球の精度やコマンドには課題を残すも、同僚も舌を巻くストレートが武器。潜在能力としてはこの上ない物を持つ。191cmという体格も魅力となる。
3位 浅野翔吾(巨人) 外野手 右投右打 19歳 22➀
高松商業時代、甲子園を沸かせたスター候補。順調に一軍の舞台に立ちホームランも記録。二軍でのOPS.740は上々の滑り出しで、この数字はシーズン中盤からアジャストした結果というのも大きい。守備でもプロに慣れたようで走攻守に楽しみな逸材である。
4位 斉藤優汰(広島) 投手 右投左打 19歳 22➀
体力づくりに励んだ一年目、その甲斐あってか秋口には150を大きく上回る球速を計測。189cmという体格からしてもこれからも伸びそう。エースポテンシャルを見せつけたという意味で4位にランク付け。前田健太、森下暢仁の流れを十分に汲める。
5位 安田悠馬(楽天) 捕手 右投左打 23歳 21②
球団からも大きな期待をかけられている正捕手候補。長打の打てる捕手を球界で見るのも久しぶりか。怪我がちな印象も受けたが、そのポテンシャルは他の追随を許さない。一軍で3本塁打放った2023シーズンからの飛躍を狙う。
6位 齋藤響介(オリックス) 投手 右投右打 19歳 22③
オリックスメソッドで育て上げられているエース候補。一年目にして一軍登板を済ませた事、日本シリーズのロースター入りを果たした事など超高校級と言える。二軍での奪三振率は8.00とこれから楽しみな素材である。
7位 長谷川信哉(西武) 外野手 右投右打 21歳 20育②
今季59試合に出場し、.276/.339/.614とした西武の野手筆頭格。人によってはプロスペクトから外す場合もあるが、私は長谷川に大きな可能性を感じるのでランクインさせた。二軍でのOPSは.880ともうやる事はない。走攻守揃った外野版松井稼頭央になれる。
8位 ブライト健太(中日) 外野手 右投右打 24歳 21➀
二軍でのスラッシュラインは.398/.488/.886。少々三振が多いタイプだがシーリングは中日のみならずNPBでもトップレベル。7位の長谷川同様に走攻守に期待が持てるアスリートタイプ。チーム状況からも一軍でのチャンスが貰えそうできっかけを掴んで欲しい所。
9位 門別啓人(阪神) 投手 左投左打 19歳 22②
チームが優勝を決める中、消化試合で真っ先にチャンスをもらったのが門別。高卒一年目ながら二軍で2.78とした防御率、7.04とした奪三振など指揮官から名前が挙がるのは疑問ではない。2024春キャンプでの一軍帯同が既に決定している逸材はローテ入りが待たれる。
10位 福島蓮(日本ハム) 投手 右投右打 20歳 21育➀
ファイターズファンから評価の高い長身投手。威力のあるストレートは鎌ヶ谷で人目を引いているようだ。二軍で17試合に登板し防御率は2.79。イニングとほぼ同じ数の三振を奪いk/bbは2.22。コントロールや体格など、まだやる事はあるようだが間違いなくエースポテンシャルである。
11位ー30位(A級)
上位十人に次ぐトッププロスペクト。2024シーズン、一軍で貢献する可能性が高そう。
11位 堀田賢慎(巨人) 投手 右投右打 22歳 19➀
2023はトミージョン手術から本格復帰を思い出させる年に。最速157キロを計測し、いよいよ2024は楽しみである。
12位 北村恵吾(ヤクルト) 内野手 右投右打 23歳 22⑤
ファームで10本塁打OPS.678。一軍でも12試合に出場し足掛かりとした。山田哲人も長期契約を残しているが、長岡や武岡が入る内野において右の大砲候補は必要な選手。
13位 池田来翔(ロッテ) 内野手 右投右打 24歳 21②
ロッテファンから大きな期待が寄せられている内野のプロスペクト。不運な骨折もありながら一軍で40試合に出場。打率.269、OPS.731を残した。内野手の状況が変わる2024シーズンはチャンスか。
14位 蛭間拓哉(西武) 外野手 左投左打 23歳 22➀
六月に一軍デビューを果たしたゴールデンルーキー。223打席に立ち打率.232。二軍では.357/.470/.827としており、もうやる事はない。2024シーズンは春から上位打線に入りたいところ。
15位 生海(ソフトバンク) 外野手 右投左打 23歳 22③
潜在能力からして二軍で8本塁打という成績は納得できるものではないかもしれない。ただ大卒一年目の段階でパワーが通用する事は証明した。一軍では僅か21打席だったが、2024シーズンはより使ってほしいですお願いします。
16位 根本悠楓(日本ハム) 投手 左投左打 20歳 20⑤
すでに一軍通算85.2イニングというのはプロスペなのか微妙。しかし日本ハム投手陣を引っ張っていくだろうことは想定される。アジア大会でファンにバレた(私も恥ずかしながら知った)わけで、注目されるシーズンを迎える。
17位 中川勇斗(阪神) 捕手 右投右打 19歳 21⑦
2023シーズンも一軍出場無しに終わってしまったプロスペクト。なんでだよ?
二軍では57試合出場し.319/.424/.744。ランキング1位の松尾と同様、高卒一年目からバッティングでアピールしている捕手で、今年も結果は出した。勿論一軍で勝負するには技術向上は必要となるが、阪神ファンは君を信じている。
18位 田村俊介(広島) 外野手 左投左打 20歳 21④
チームメイトから評価が高い若手外野手。順位争いをするチームにおいて一軍出場の機会は少なかったが、九月には18打数8安打と才能の片鱗を見せた。西川龍馬が抜ける外野の一枠を埋めたい。
19位 鵜飼航丞(中日) 外野手 右投右打 24歳 21②
一軍打率.143。ただホームランを3本放つ。二軍では長打を30本放っていることからも飛距離は充分。2023年は台湾ウインターリーグで結果を出した。何か掴めたかどうか。
20位 澤井廉(ヤクルト) 外野手 左投左打 23歳 22③
二軍で18本塁打放った大砲候補。バット投げが豪快。
二軍では.345/.498/.844と圧巻の数字を残すも一軍では厳しい数字だった。ただ選球眼を含めたアプローチは流石に今後改善されるだろうし、長所を保ったまま神宮で活躍したい。
21位 菊地吏玖(ロッテ) 投手 右投左打 23歳 22➀
2022のドラフト一位。即戦力の評価だったと思われるのでその点では結果が出せなかった。NPBでは一年通して満遍なく打たれたイメージだが、台湾ウインターリーグでは一定の結果は出した。その良いイメージを糧に2024は怪我無く春を迎えたい。
22位 笹川吉康(ソフトバンク) 外野手 左投左打 21歳 20②
生海と並びソフトバンクの若手ホープ。三振が多く四球が少なく思ったより長打が出なかった…が、持って生まれた飛距離は充分。2022,2023と二年連続4本塁打だが、まだ21歳。期待したい。
23位 金村尚真(日本ハム) 投手 右投右打 23歳 22②
大きな期待を受けた一年目は、一軍4試合、防御率1.80。期待にたがわぬ成績を残しk/bb4.60は素晴らしい数字。金村に関しては球団の育成方針もしっかりとしていた印象で、投げさせようと思えばもっと一軍でも投げられたのだろう。2024は新人王も狙える。
24位 深沢鳳介(横浜) 投手 右投右打 20歳 21⑤
枯渇する球団プロスペクトの中で投手トップ評価。二軍で18試合に登板。防御率3.28、k/bb4.00、whip1.11を残し、指標を見る限りは来年絶対来る。今永も移籍するしチャンス。
25位 井上朋也(ソフトバンク) 内野手 右投右打 20歳 20➀
松田宣浩が抜けたホットコーナーを誰が埋めるか。野村勇や野村大樹の名前が挙がる中、2023年に一軍デビューを果たした井上が最右翼かもしれない。確実性を残しながら二桁本塁打を狙える。
26位 黒川史陽(楽天) 内野手 右投左打 22歳 19②
チャンスが貰えないのかチャンスを掴めないのかよくわからない選手。四年間で192打席というのは絶対少ない。勿論、浅村をはじめ高い壁はあるが常に毎年マイナーで二割後半から三割を残している。黒川は、2024シーズンなんとかチャンスを掴みたい。
27位 才木海翔(オリックス) 投手 右投右打 23歳 22育②
150㌔を超える直球を武器に将来性豊かなエース候補。続々とデビューするオリックス若手投手陣の後に続きたい。
28位 益田武尚(広島) 投手 右投右打 25歳 22③
二軍で22試合登板し7試合を先発。セリーグを見ている中で、一軍登板試合を見て印象に残った。空振りを奪えるストレートが魅力で、2024シーズンは主力となりそう。
29位 矢澤宏太(日本ハム) 2way 左投左打 23歳 22➀
一軍登板を済ませ本塁打も放ったゴールデンルーキー。筆者は阪神ファンなので最初はオープン戦で見たが、非凡なものを感じさせる打撃は印象に残っている。二刀流の育成は難しいが身体能力が抜群なのは間違いない。
30位 田村朋輝(巨人) 投手 右投右打 19歳 22育②
2023シーズン二軍では1試合。それもwhip2.00防御率6.00。一方で150㌔を優に超えるストレートを持つことから、界隈では評価が高い。シーリングを考え30位にランクイン。
31位ー60位(ミドルプロスペクト)
30位ー40位
31位 渡邊陸(ソフトバンク) 捕手 右投左打 23歳 18育➀
32位 井上温大(巨人) 投手 左投左打 22歳 19④
33位 山本大斗(ロッテ) 外野手 右投右打 21歳 20育③
34位 尾形崇斗(ソフトバンク) 投手 右投左打 24歳 17育➀
35位 野口恭佑(阪神) 外野手 右投右打 23歳 22育➀
36位 豆田泰志(西武) 投手 右投右打 20歳 20育④
37位 山村崇嘉(西武) UT 右投左打 21歳 20③
38位 遠藤成(阪神) 内野手 右打左打 22歳 19④
39位 水谷瞬(日本ハム) 外野手 右投右打 22歳 18⑤
40位 柳川大晟(日本ハム) 投手 右投右打 20歳 21育③
ミドルプロスペクトとはいえ若手のホープがずらり。井上、尾形、豆田、柳川といった投手陣は二軍で成績は残せている。
野手陣も渡邊陸、山村らへんはすぐにでも一軍起用がありそう。
41位ー60位
41位 川瀬堅斗(オリックス) 投手 右投右打 21歳 20育➀
42位 アルメンタ(ソフトバンク) 投手 左投左打 19歳
43位 池田陵真(オリックス) 外野手 右投右打 20歳 21⑤
44位 武藤敦貴(楽天) 外野手 左投左打 22歳 19④
45位 ロドリゲス(ヤクルト) 投手 右投右打 25歳
46位 梶原昂希(横浜) 外野手 右投左打 24歳 21⑥
47位 中村貴浩(広島) 外野手 右投左打 23歳 22育②
48位 森敬斗(横浜) 内野手 右投左打 21歳 19➀
49位 萩尾匡也(巨人) 外野手 右投右打 23歳 22②
50位 岡留英貴(阪神) 投手 右投右打 24歳 21⑤
51位 阪口晧亮(ヤクルト) 投手 右投右打 24歳 17③
52位 小園健太(横浜) 投手 右投右打 20歳 21➀
53位 椋木蓮(オリックス) 投手 右投右打 23歳 21➀
54位 有薗直輝(日本ハム) 内野手 右投右打 20歳 21②
55位 黒田将矢(西武) 投手 右投右打 19歳 21⑤
56位 松井颯(巨人) 投手 右投右打 23歳 22育➀
57位 前川右京(阪神) 外野手 左投左打 20歳 21④
58位 黒原拓未(広島) 投手 左投左打 24歳 21➀
59位 岡田悠希(巨人) 外野手 右投左打 23歳 21⑤
60位 菊田拡和(巨人) 内野手 右投右打 22歳 19③
ランキングを付けている時点ではプロスペクトと呼べるのか判断に困っていたが、並べてみると意外とプロスペクトが豊富なNPBに見えてきた。投打バランスよくランクインしている。
61位ー85位
MLBでTop100に入るのは非常に意義深いが、規模が半分以下のNPBではこの位置のプロスペクトは本当にプロスペクトなのか。
しかし計算上、この階級はチーム内のプロスペクトランキングでは5位程度に位置する。チームにおいて大切な若手に変わりない。
そして、年齢がまだ若い選手もランク付けされており、これからプロスペクトランキングを登っていく姿も見られそう。
61位ー70位
61位 増田珠(ヤクルト) 内野手 右投右打 24歳 17③
62位 達孝太(日本ハム) 投手 右投右打 19歳 21➀
63位 富田蓮(阪神) 投手 左投左打 22歳 22⑥
64位 井上広大(阪神) 外野手 右投右打 22歳 19②
65位 赤羽由紘(ヤクルト) 内野手 右投右打 23歳 20育②
66位 松井友飛(楽天) 投手 右投右打 24歳 21⑤
67位 正木智也(ソフトバンク) 外野手 右投右打 24歳 21②
68位 山田龍聖(巨人) 投手 左投左打 23歳 21②
69位 韮澤雄也(広島) 内野手 右投左打 22歳 19④
70位 田中幹也(中日) 内野手 右投右打 23歳 22⑥
達はポテンシャル的にもう少し上でもいいかもしれない点と、正木の現状に少し驚いている。正木智也は2023シーズン一番と言ってよいほど期待を受けていたと思われるが、うまくいかないものだ。
71位ー85位
71位 古川雄大(西武) 外野手 右投右打 19歳 22②
72位 長谷川威展(ソフトバンク) 投手 左投左打 24歳 21⑥
73位 松本晴(ソフトバンク) 投手 左投左打 22歳 22⑤
74位 川村友斗(ソフトバンク) 外野手 右投左打 24歳 21育②
75位 田宮裕涼(日本ハム) 捕手 右投左打 23歳 18⑥
76位 小孫竜二(楽天) 投手 右投右打 26歳 22②
77位 仲田慶介(ソフトバンク) 外野手 24歳 21育⑭
78位 菅井信也(西武) 投手 左投左打 20歳 21育③
79位 榮枝裕貴(阪神) 捕手 右投右打 25歳 20④
80位 渡部遼人(オリックス) 外野手 左投左打 24歳 21④
81位 二俣翔一(広島) 内野手 右投右打 21歳 20育➀
82位 山野太一(ヤクルト) 投手 左投左打 24歳 20育②
83位 増田陸(巨人) 内野手 右投右打 23歳 18②
84位 フェリックス(ソフトバンク) 投手 右投右打 24歳
85位 山瀬慎之助(巨人) 捕手 右投右打 22歳 19⑤
古川や菅井など西武にはプロスペクトが豊富な印象。再建期を迎える2024シーズンはどのくらい若手が経験を積むことができるだろうか。(山瀬もうちょい上でもいいかな・・・?)
86位ー100位
非凡な物を見せるも、まだ経験が浅かったり安定感に欠ける選手をこのランク帯に位置づけている。
筆者の情報収集が不完全故だが、シーリングを分析しきれていないが期待をしたい選手達という認識である。
86位 上田洸太朗(中日) 投手 左投左打 21歳 20育③
87位 中村亮太(ソフトバンク) 投手 右投右打 25歳 20育⑧
88位 孫易磊(日本ハム) 投手 右投左打 18歳
89位 吉田賢吾(ソフトバンク) 捕手 右投右打 22歳 22⑥
90位 高寺望夢(阪神) 内野手 右投左打 21歳 20⑦
91位 味谷大誠(中日) 捕手 右投左打 20歳 21④
92位 蛯名達夫(横浜) 外野手 右投右打 26歳 19⑥
93位 井坪陽生(阪神) 外野手 右投右打 18歳 22③
94位 入江大樹(楽天) 内野手 右投右打 21歳 20⑤
95位 フリアン・ティマ(巨人) 外野手 右投右打 19歳
96位 森木大智(阪神) 投手 右投右打 20歳 21➀
97位 山下輝(ヤクルト) 投手 左投左打 24歳 21➀
98位 鈴木勇斗(阪神) 投手 左投左打 23歳 21②
99位 来田涼斗(オリックス) 外野手 右投左打 21歳 20③
100位 イヒネ・イツア(ソフトバンク) 内野手 右投左打 19歳 22➀
以上がTop100。一軍出場の無かった吉田賢吾や高寺、井坪といったあたりは、ランクを維持したような形。味谷や入江は打撃が多少改善したようでTop100入りを果たしたと言えよう。
一方で来田は順位を落としたか。プロスペクトランキングは初めて考えたが、選手の成長曲線を考える機会となった。
イヒネは怪我が多く、実戦も四軍のみ。ソフトバンクの四軍制が本当に必要なのか、成果が出せるのか試されているとも言える。
イヒネだけでなく、三軍制や四軍制を敷くチームにおいては、試合数が多い事で選手が成長する事を祈る。
球団別プロスペクトランキング
プロスペクトが豊富である事は素晴らしい。ただランクインしている選手が少ないからといって悲観しなくてもよい。
例えば千葉ロッテは一軍におけるベテラン、中堅、若手のバランスが良く、結果的にパリーグで二位に付けた。友杉など一年目から結果を出したからこそ、このランキングに載っていないだけだ。
ロースター70枠をいっぱいに使えるNPBではMLBのようにはならず、ルーキーが即デビューする例が多い事は頭に入れておきたい。
夏に書いたファーム組織ランキング。
半年経過し状況は少し変わっただろう。
2023秋ドラフト指名選手
最後に、2024シーズンをルーキーイヤーで迎える選手達で筆者が個人的に期待している選手を並べて〆としたい。
セ・リーグ
椎葉剛・常廣羽也斗・渡会隆輝・佐々木俊輔・草加勝
パ・リーグ
上田希由翔・前田悠伍・廣瀬隆太・坂井陽翔・上田大河
プロスペクト達が活躍する新シーズンが待ち遠しい。