1歳の選び取りカードを通して考えたこと。
1歳の誕生日に手作りのカードで選び取りを行った。
市販されているカードを参考に、旦那と協力して作成した。
作りながら、1歳はどんな大人になるんだろう、と妄想が止まらなかった。わくわくしたけど、親離れの時を想像してちょっと寂しくもなった。
私たち夫婦は、2人とも教師をしている。どちらかというとお堅い職業だ。
挑戦的というよりは、ずっと保守的に生きてきた。
学校しか知らない、世間知らずでもある。
子どもには、自分らしく生きてくれればいい、と思っている。これは本当。
親の思い通りになると思ったら、絶対に上手くいかないし、その子の人生を親が左右してはいけないと思っている。
でも、カードを作成するときに、
【水商売】のカードを見て、
1歳が選んだら嫌だなと思った自分がいた。
作らなければ、1歳が選ぶこともない。
「水商売は作るのやめない?」と旦那に提案しようか。
そう思ったところで、だめだめ。
結局それって、親のエゴだよね。
そんなんで、「自分らしく生きてくれればいい」とか言っちゃだめでしょ。
と、心の中でブレーキをかけて、無心でカードを作成した。
結局は1歳が選んだのは、
【シェフ、パティシエ】
【教師、学者】
だった。
両手でカードをつかみ、離さなかったので2枚だ。
「自分らしく生きてくれればいい」と本気で思いながら、親の意見を通したくなる自分を抑える、そんな瞬間があと何回あるだろう。
そんな風に親になっていくのかな。