浪人日記16日目
英文解釈教室を久しぶりに開いた。駿台の伝説の英語講師伊藤和夫師の名著で、非常に難易度が高いが、身につければ東大京大の英文で読めないものはないというとてつもないロマンを感じる一冊である。昔の自分は構文に疎く、その良さを感じることができなかったが、予備校で基礎知識を身につけた今見ると素晴らしさがはっきりわかった。楽しくて仕方がなく、無限にやれそうな気がする。伊藤師は癌で亡くなられたのだが、巻頭言を読んでいると日付が命日の数日前となっており、とても驚いた。正しく英語教育に一生を捧げられた方なのだなと感じ、初版が発行されてから40年以上が経った今もなお受験生のバイブルとなっていることは本当にすごいと思う。自分も何か死後まで愛されるようなものを残したい。
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