見出し画像

読書日記3 砂漠の狐ロンメル 大木毅

 WW2ドイツの有能将校はいつだってロマンに溢れている。ロンメルはその中でも一番と言っていいほどかっこいいと思う。この本はロンメル本人だけでなくロンメル研究の歴史についても語られていて、神格化→批判→再評価の流れがわかりやすかった。功を急ぎすぎると批判されがちなロンメルだが、当時のドイツ軍の仕組みとロンメルの出自のせいでそうしないと生き残れず、仕方のないことでもあったらしい。だがあまりにも早く出世しすぎたことが本人の身を滅ぼしたのかもしれないなと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?